私立開成学園では、2024年9月上旬にモバイル注文Webアプリ「学食ネット」でPayPayを導入する。
開成学園の在校生徒数は延2000名を超えており、昼食時や3時間目・5時間目の10分休みには多くの生徒が2台の食券機に並び食券を購入する必要がある。開成高等学校の在校生を対象とした事前調査によると約44％が食券購入の待ち時間に不満を感じている。
開成高等学校に在籍する3年生と2年生の2名の生徒が、食堂における食券機に並ぶ列の混雑を課題と捉え、自ら企画提案・開発まで行った。
モバイル注文Webアプリ「学食ネット」は、PayPayが開発者向けに公開しているOpen Payment APIを活用し、半年程度で開発。PayPayアプリは約7割がインストール済みだ。
アプリでは、日替わりメニューの確認や売り切れなどの在庫状況も確認でき、事前に注文から決済まで完了することができる。返金もアプリ内で完結する。
導入時点では高校生を対象としており、今後は中学生や教職員の方にも検討している。
なお、メニューごとのアレルギー表示、現在の混雑状況や待ち時間を表示するなどの機能も予定している。