Infoseek 楽天

三井住友カード+SBI証券のポイント還元率が大改悪となることに注意! NISA口座以外は乗り換えも検討(菊地崇仁)

ポイ探ニュース 2024年9月4日 7時16分

クレカ積立で大きな転換点を迎えそうなのがSBI証券+三井住友カードのポイント付与率改定だ。

2024年10月10日積み立て設定締め切り分(11月買い付け分)より、ポイント付与率が大きく変更となる。

2024年9月10日積み立て設定締め切り分はプラチナプリファードで5%還元、プラチナで2%還元、ゴールドでは1%還元、一般カードでは0.5%還元となるが、プラチナプリファードで最大3%、プラチナで最大2%、ゴールドで最大1%、一般カードで最大0.5%だ。

プラチナプリファードのみ大きく下がるように感じるが、実際は“最大”があるかないかで大きく変わる。

SBI証券で三井住友カードによるクレカ積立の還元率改定

年会費無料の三井住友カード(NL)などでも年間10万円以上利用していなければポイントの還元はなし。

年間利用額の集計対象にクレカ積立分も対象であれば、毎月1万円を積み立てるだけでクリアできるのだが、クレカ積立分は年間利用額の対象外

その他、三井住友カード発行のプリペイドカードへのチャージ分なども対象外となっているため、普通に買い物したり、固定費の支払いなどを利用しなければポイント還元がなくなる可能性もある。

NISA口座以外でクレカ積立を利用している場合は、他の証券会社+クレカに乗り換えるのも手だろう。auカブコム証券+au PAYカードは年会費無料で1%のPontaポイントを獲得できる。マネックス証券+dカードは最大1.1%のdポイントを獲得可能だ。

NISA口座を開設している場合は、NISA口座の金融機関変更が必要となる。ただし、NISA口座の移管はかなり厄介だ。

まず、NISA口座の変更は1年に1回のみ。変更を希望する場合は、変更したい前年の10月1日から変更を希望する年の9月末までに変更手続きを完了する必要がある。例えば、2025年分の金融機関を変更する場合、2024年10月から2025年9月末までの変更受け付けとなる。

変更前の金融機関で保有している金融商品を変更後の金融機関に移管する事はできない。金融機関変更を行ったとしても、変更前の金融機関のNISA口座で非課税扱いで保有や売却は可能だ。

さらに、変更したい年の1月1日以降に、NISA口座で買い付けがあった場合は、その年分について金融機関を変更することもできない。

2024年にNISA口座でクレカ積立をしており、2025年の年始から新たな証券口座のNISA口座でクレカ積立をしたい場合は、2024年の10月~12月の間に金融機関の変更が必要という事だろう。

このようにNISA口座移管は非常に厄介となっており、”惰性で続ける”を選ぶユーザーも多いのではないだろうか。

それも考慮した上で還元率を大きく下げたのであれば、SBI証券+三井住友カードについて、かなり不満も多くなっているはずだ。

筆者はさまざまな証券口座でクレカ積立を行っているため、実際に2024年10月以降、NISA口座の移管をして報告したい。

この記事の関連ニュース