最近は、さまざまなクレカで対象店舗を利用したときにポイントアップする特典が追加されている。
三井住友カードの場合は、セブン-イレブンやローソンなどのコンビニ、マクドナルドやガストなどの飲食店で、スマホのタッチ決済を利用すれば7%還元だ。
三菱UFJカードは、セブン-イレブンや松屋に加え、オーケーやオオゼキなどのスーパーでも5.5%還元となる。
先日、マツモトキヨシ・ココカラファインで買い物するときに、どのカードを利用すれば良いのか一瞬迷った。
理由は、マツモトキヨシやココカラファインでは、ダイナースクラブカードと大丸松坂屋カード、dカードでポイントアップするためだ。
それでは、どのカードがおトクになるのかを考えて見たい。
ダイナースクラブカードはポイント5倍
ダイナースクラブカードやダイナースクラブ プレミアムカードの場合、オンライン明細確定通知サービスに登録し、ダイナースクラブ公式アプリにサインオンすると、対象店舗でポイントが5倍たまる。
マツモトキヨシとココカラファインで1000円利用すると、通常ポイントが10ポイント、ボーナスポイントが40ポイントの合計50ポイント獲得できる。ダイナースクラブ プレミアムカードの場合は+5ポイントの55ポイント獲得可能だ。
ただし、ダイナースクラブカードのポイントは1ポイント=1円ではないため5%還元とは考えられない。
年間参加料6600円(税込み)のダイナースグローバルマイレージでは、ANAのマイルに1000ポイント=1000マイル、JALのマイルに2500ポイント=1000マイルで交換できる。なお、ダイナースクラブ プレミアムカードの場合は無料で利用可能だ。
大丸松坂屋カードは最大6%
続いて、大丸松坂屋カードを考える。
現時点では2025年2月28日までのキャンペーン扱いだが、マツモトキヨシとココカラファインで大丸松坂屋カードを利用すると+5%のQIRAポイントを獲得できる。
通常、大丸松坂屋カードは0.5%還元、大丸松坂屋ゴールドカード以上は1%還元のため、最大6%還元となる。
ただし、QIRAポイントは大丸松坂屋ポイントやGINZA SIXポイント、PARCOポイントに交換すると1ポイント=1円だが、VポイントやAmazonギフトカードへの交換は10ポイント=9円相当となる。VポイントやAmazonギフトカードに交換しても、一般カードで4.95%、ゴールド以上で5.4%還元だ。
dカードは3%還元
dカードの場合はマツモトキヨシとココカラファインを利用すると通常の1%還元に加え、特約店として2%の最大3%還元となる。
dポイントカード提示で100円(税抜き)につき1ポイントが別途たまるが、これは大丸松坂屋カードでもダイナースクラブカードでも同じため、dカードの還元率としては3%となる。
マイル換算だとダイナースクラブカード、還元率だと大丸松坂屋カード
結論としては、マツモトキヨシやココカラファインでおトクになるクレカは、ANAのマイルに移行するのであればダイナースクラブカード、還元率で考えると大丸松坂屋カードとなる。
ただし、大丸松坂屋カードの場合は2025年2月28日までの期限が決まっているため、2025年3月以降も継続になるかは終了間際に確認した方が良さそうだ。