ダイナースクラブでは、2024年10月5日にサントリーホール ブルーローズで「アーティストサポートプログラム 12周年記念スペシャルコンサート」を開催した。
アーティストサポートプログラムは、若手音楽家に上質な演奏の機会を提供するプログラムとなり、年間を通してさまざまなコンサートが開催されている。中でも、スペシャルコンサートは年に一度の集大成となり、サントリーホールで開催されるコンサートだ。
スペシャルコンサートの参加費用の一部はダイナースクラブ アーティストサポート ファンドを通じて、東京藝術大学音楽学部で行われる「音楽アウトリーチ」活動に寄付される。
今回の12周年スペシャルコンサートは、第1部と第2部で開催。これまでとは異なり、第1部に体験プログラムを用意。ピアノとバイオリンをコンサート形式で演奏し、若手演奏家から直接アドバイスをもらえるプログラムとなる。
ピアノは5名募集で小学生から大人まで、バイオリンも5名募集で中学生から大人までが体験会に申し込む事ができた。体験プログラム参加+コンサートで6600円(税込み)、コンサートのみでは3300円(税込み)で販売となり、コンサートのみのチケットでも体験プログラムの見学が可能だった。
当日は、体験会から見学していたが、かなりレベルが高く、若手演奏家のアドバイスは全く理解できない。体験会の参加者は理解していたのか、若手演奏家から「そうそう」「ずっと良くなった」などアドバイスを吸収していたようだ。
三男もピアノやドラムを習っているが、ちょっと参加できるレベルではなかった。サントリーホールで演奏できる事はほとんどないため、記念に申し込もうと思っていたが、やめて正解だった。
第2部はいつも通りのコンサートだ。いつも通りプログラムには演目だけでなく、曲目の解説もある。
プログラムに「オペラ《ランメルモールのルチア》より1幕の二重唱『そよ風に乗って』」「幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調『鐘』Op.3-2」と書かれてもピンとこない。しかし、全ての曲目に坂田康太郎 氏による解説があり、これがあるだけで初心者でもコンサートを楽しむ事ができる。
おそらく、次回以降もスペシャルコンサートは開催されると思われるため、クラシックなどに詳しくなくても参加してみてはいかがだろうか。