2024年10月に入り、NISAの口座をSBI証券から楽天証券に移管した。
手続き自体はそれほど複雑ではなく、わりとすんなりと移管できたのだが、移管後はNISAでの取引ができるのか、古いNISA口座も移管されるのかなど、詳しく紹介したい。
NISA口座の移管は10月~12月がおすすめ
まず、NISA口座の移管についての注意点だ。
筆者が2024年10月に入ってから移管手続きをした理由は”その期間が簡単だから”となる。
1月~9月に移管する場合、その年にNISA取引を行っていると移管できない。NISA取引を行っていない場合は当年分の変更となる。
10月~12月に移管する場合、翌年分からの変更となるため、その年のNISA取引があってもなくても問題ない。
筆者は、1月~9月にNISA口座の取引を行っていたため、移管手続きはできず、10月に実施したと言う流れだ。
実際に変更する場合は前回の記事を参考にして欲しい。
古いNISA口座は売却する必要はない
NISA口座を移管した場合、現在保有している金融商品を売却する必要はない。
筆者の場合、SBI証券から楽天証券にNISA口座を移したが、SBI証券のNISA口座で購入した金融商品はそのままで、2025年1月以降のNISA口座が楽天証券となるだけだ。
移管前に保有していたNISA口座の金融商品は、移管前の証券会社で管理することになり、売却なども移管前の証券口座で行う。
従って、筆者の場合は、SBI証券のNISA口座でクレカ積み立てした商品は、2025年以降に売却しようと思った場合は、SBI証券で売却する事になる。
当然、売却時は非課税扱いとなる。
古いNISA口座では年内NISAでの取引が可能
SBI証券から楽天証券に移管したところ、2024年10月25日に楽天証券のNISA口座開設手続きが完了したメッセージが表示された。
しかし、このNISA口座は翌年分の変更となるため、2024年中にNISA口座で取引したい場合は、移管前の証券口座で取引する必要がある。
筆者の場合、SBI証券から楽天証券に2024年10月25日時点で移管が完了したが、2024年中にNISA口座で取引したい場合は、SBI証券で取引する必要がある。
実際に、SBI証券にログインし、2024年10月28日にNISA口座でVポイントを使って投資信託を購入してみたが、NISA口座で問題なく購入することができた。
次回は、翌年からNISA口座でクレカ積立をシームレスに開始するための手続きなどを紹介したい。