先日、リクルートカード(Visa)の更新カードが普通郵便で届いた。
リクルートカードのVisaブランドとMastercardブランドは三菱UFJニコスが発行しており、三菱UFJニコスでは、2023年10月以降の更新カードを普通郵便に変更するとアナウンスがあった。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードなど、一部カードは対象外となるが、年会費無料のリクルートカードは普通郵便の対象なのだろう。
それよりも気になったのがタッチ決済非搭載である事。表面だけでなく、裏面を確認したがタッチ決済は搭載されていない。
リクルートカードのwebページを確認したが、タッチ決済に対応しているのはJCBブランドのみで、Mastercard/Visaブランドは対象外と書かれている。
確か、Visaはタッチ決済搭載が義務化されていたと思うのだが。例外もあり、交通系ICカード付帯のクレカの場合はタッチ決済非搭載になっている事を以前紹介した。
しかし、リクルートカードにはSuicaやPASMOは搭載されていない。
2024年10月19日に公開されている「Visa Core Rule and Visa Product and Service Rules」を確認したが、以下のような表記があった。
日本語に直すと、以下のようになり、リクルートカードはクレカのため、注意書きにも当てはまらない。
2018年10月13日以降に発行されるカードには、非接触機能が搭載されている必要があります。ただし、リチャージ不可のプリペイドカードには適用されません。
三菱UFJニコス発行のリクルートカードだけがタッチ決済に対応していないのかと思ったが、三菱UFJニコス発行カードのwebサイトで個人向けカードの中から「タッチ決済」搭載で調べると20件のヒット。全ての個人向けカードを調べると90件ヒットするため、70件はタッチ決済に対応してないことになる。
リクルートカードだけがタッチ決済に対応していないのであれば、「リクルートカードは今後終了するのでは?」とも考えたが、他のカードも同様にタッチ決済非搭載カードが多いため、リクルートカードだけの問題ではないのだろう。
なぜ、タッチ決済搭載が義務化にもかかわらず、三菱UFJニコスの発行カードでタッチ決済非搭載が多いのかはわからないが、何か大きな変更などがあるのかもしれない。