筆者が保有しているクレカで一番解約しにくいのが「鹿島神宮カード」だ。
解約手続きが複雑というわけではなく、「解約した後に何かあったら」などと考えてしまい、おそらく一生持ち続けるクレカになるだろう。
鹿島神宮カードは、「ポイ活」で考えると、全くおトクではない。社会貢献カードとなり、年会費も寄付、たまったポイントも寄付となる。
寄付金は、12年に一度、午年にのみ行われる「御船祭(みふねまつり)」の斎行や文化財の保護継承の財源として利用される。
鹿島神宮カードでは、ポイ活としてはおトクではないが、なかなか体験できないレア特典があり、2025年1月20日(月)に行われた鹿島神宮の大寒禊では、カード会員向けに参加枠が用意された。年末にはがきで案内があり、抽選で10名に参加権が当たるとのこと。早速申し込んだところ無事に当選。
大寒禊は、神職の禊場として使われていた御手洗池で行われ、現在は一般の方でも参加する事が可能だ。受け付け開始後は、すぐに定員に達してしまうらしい。
朝6時に家を出て、車を運転して2時間。8時に鹿島神宮に到着。
鹿島神宮の桜門が修理中となっており、調べてみたところ、2026年9月に式年大祭御船祭が斎行され、式年大祭の記念事業として保存修理が行われているようだ。
天気はあまり良くないが、気温はそれほど低くなく、風があまりないため、少し安心した。筆者は今回で大寒禊は3回目となり、風がないと言うのが重要なポイントだ。
「鳥船の行」で身体をほぐし、その後に池に入る。池に入るのは冷たくても何とか我慢できる。
池から出てからの「鳥船の行」が最もきつい瞬間だ。身体が冷え切っており、この状態での冷たい風はかなり厳しい。
みそぎの終了後は服に着替えるのだが、その着替えが最も身体が震える時間。おそらく、みそぎ中は気合が入っているのだろう。着替えている最中は気が抜けるのか、一気に震えが来る。
最後に、修了証とお弁当を受け取って解散。
大寒禊は年のはじめにあるにもかかわらず、既に1年やりきった感がある。それくらいすっきりする。
もし、鹿島神宮カードを入手した場合、是非大寒禊に応募・参加してほしい。