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悠仁さま、英語力は「コミュニケーションは問題なし」 ルクセンブルクの皇太子との夕食会は“通訳なし”、NHKの英語副音声で勉強か

NEWSポストセブン 2024年6月21日 7時15分

 天皇陛下や皇族方が、国際親善の場で担われる役割はすこぶる大きい。鍵を握るのは、人間性まで伝えることのできる堪能な語学力。来るべき日に向けて、悠仁さまは着々と力を蓄えられている。

 ヨーロッパの小国・ルクセンブルクは、人口わずか65万人ほどながら、1人あたりGDPの高さが世界屈指の「裕福な国」だ。同国のギヨーム皇太子が来日し、6月10日、秋篠宮邸で開かれた夕食会に参加した。

「秋篠宮さまは、オックスフォード大学大学院に留学中の1989年に、休暇を利用してルクセンブルクを訪問されたことがあり、ギヨーム皇太子と面識があったそうです。夕食会では、和食を楽しみながら、当時の思い出話に花を咲かせられたといいます」(皇室記者)

 その夜、ギヨーム皇太子を出迎えたのは、秋篠宮ご夫妻と佳子さま、そして悠仁さまだった。

「平日だったため、悠仁さまは学校から帰宅後、秋篠宮ご夫妻に誘われて参加を決められました。

 これまで悠仁さまは学業優先で、公務や行事での参加は長期休みなどに限定されていました。この春に高校3年生になり『受験生』ですが、皇族のひとりとして、悠仁さまに海外の賓客のいる場を経験させたいというご夫妻のお考えがあったのでしょう。今後も外国からの要人との席に、悠仁さまが同席されることが増えていくと思います」(前出・皇室記者)

 約90分の夕食会は和やかな雰囲気で、通訳を一切介さずに行われたという。

「会見などの公式行事と異なり、夕食会はプライベートな場です。通訳が入るとどうしてもよそよそしくなり、人となりも伝わりにくくなってしまう。語学が堪能な職員が近くに控えていることがほとんどですが、助け舟を出すようなことはまずないそうです」(宮内庁関係者)

 ご留学経験のある秋篠宮さまと佳子さまに加え、紀子さまも幼少期を海外で暮らされただけに、英語でコミュニケーションを取ることにハードルはなかったのだろう。

「通訳なし」は事前発表された

 一方、悠仁さまの「英語力」については、これまでほとんど伝わってくる機会はなかった。

「悠仁さまが“英語がまったくできない”というのであれば、相手方も戸惑うでしょう。秋篠宮ご夫妻としては、悠仁さまの英語でのコミュニケーション能力に問題はない、というご判断の上、同席を促されたのだと思います」(前出・宮内庁関係者)

 宮内庁が公開した写真には、秋篠宮邸前でギヨーム皇太子と笑顔で言葉を交わしながら握手をされる悠仁さまのお姿が写っていた。通訳なしで、よほど会話が盛り上がったのだろう。

 今年4月に開設された宮内庁のインスタグラムに、5月に天皇ご一家が御料牧場で静養された際の写真が投稿された。当初は両陛下の公的な活動が投稿の中心とされていたが、静養という「私的な活動」にまで対象が広がった格好だ。それでも、6月18日現在、秋篠宮家が単独で写った写真などは投稿されていない。

「秋篠宮ご夫妻は、今後より一層、情報発信を強化していきたいというお考えのようです。ただ、現状では公私にわたる秋篠宮家のご活動が、国民の目に触れる機会は限られています」(皇室ジャーナリスト)

 眞子さんと小室圭さんの結婚以来、秋篠宮家には逆風もあった。そんな現状を打破したいというお気持ちを、紀子さまは抱かれているのかもしれない。

「夕食会の『通訳なし』は、宮内庁から担当記者に事前に周知されていました。わざわざ伝えるのは、紀子さまのご意向を受けてのことだったというのは、容易に想像できます」(前出・皇室記者)

 義務教育から英語の授業はあるものの、日本人の多くが抱える「英語アレルギー」は根深い。それだけに、欧州の王族と、何不自由なくコミュニケーションを取られる秋篠宮家の英語力に注目が集まったことには、紀子さまも安堵されただろう。

紀子さまの英語は「教科書のよう」

 政治と切り離された存在ながらも、「皇室外交」の重要性は計り知れない。

「特に平成に入って以降、皇室の役割の中でも、国際親善の重要度が格段に高まりました。今後やってくる皇室新時代に、皇室の方々にとって『英語が話せること』はマストなのです」(前出・皇室ジャーナリスト)

 今年2月、愛子さまがケニア共和国大統領夫妻の午餐会に参加された際には、流暢な英語で会話する様子が報じられた。紀子さまも皇室入りされて以降、海外賓客の接遇や海外訪問などを重ねられてきた。

「紀子さまの英語は基本に忠実で、教科書のように文法などまで整然としている印象です。いくら幼少の頃に海外で生活されていたとはいえ、日常的に使っていなければ忘れていってしまうもの。それをキープするために日々研鑽を重ねられているのでしょう」(別の皇室記者)

 今後成年皇族となられ、また「将来の天皇」である悠仁さまも同様に英語力を求められる。紀子さまはその必要性を充分理解されていたのだろう。

「幼少から、紀子さまは悠仁さまがNHKの番組を見る際、英語の副音声を聴くことをすすめられていたといいます。皇族に求められる英語力は、テストで高得点を取るためのものではありません。スムーズな交流を通して自身や日本について理解を深めてもらうためのものです。紀子さまが悠仁さまに授けられた上達法は、リスニングやスピーキングといった、実践的な英語力を身につけるために最適な方法だったのでしょう」(別の宮内庁関係者)

 お茶の水女子大学附属中に通われていた頃、悠仁さまは英語だけで生活する1泊2日の合宿研修に参加されたこともあった。

「筑波大附属高進学後は、高校受験の狭き門をくぐり抜けてきた同級生たちの学力の高さに面食らった部分もあったようですが、現在は遜色ないレベルにあるといいます。英語の家庭教師がついていたこともあったと聞いています」(前出・別の宮内庁関係者)

 その努力が、冒頭の夕食会の場で花開いたのだった。

※女性セブン2024年7月4日号

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