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愛子さま、高校時代に密かに開設していたインスタグラムの“プライベートアカウント” 写真が全削除された事情

NEWSポストセブン 2024年6月30日 7時12分

 社会人になられ、愛子さまのお姿を見る機会は格段に増えた。人前に立たれる愛子さまの笑顔の奥には、22才の女性らしく喜びも楽しみも哀しみも苦しみもおありだろう。ひっそりと利用されているSNSの「個人アカウント」からは、愛子さまの素顔がうかがえる──。【前後編の前編。後編を読む】

 川のせせらぎに、うっそうと茂る木々と苔むした岩──アイコンの画像からは、そのSNSアカウントが20代の女性のものとは到底思えない。だが、フォロー申請を許可された人だけが目の当たりにすることができるのは、“菊のカーテン”の向こう側の皇族のプライベート。そう、そのアカウントの持ち主は、天皇家の長女・愛子さまである。

 天皇皇后両陛下は6月22日、イギリス公式訪問のため羽田空港を出発された。両陛下がご不在の間、愛子さまは皇居におひとりで“お留守番”だ。

「両陛下のイギリス滞在中も、愛子さまは変わらず日本赤十字社でのお仕事に取り組まれています。ごく最近は、ご都合に合わせて出社とリモートを使い分けられているようです。社会人になってから約3か月が経過し、環境の変化にもだいぶ慣れていらっしゃったご様子です」(宮内庁関係者)

 両陛下がロンドンに到着されてから早速、宮内庁の公式インスタグラムは頻繁に更新されている。空港でのご出発・ご到着の様子や、訪問先でのお姿が投稿された。公式インスタは今年4月に開設され、現在フォロワー数は168万に達している。

 当初は両陛下の公務のシーンが中心だったが、6月には御料牧場でのご静養中のご一家の写真もアップされた。たけのこ掘りに挑戦される愛子さまや、雅子さまと愛子さまをカメラに収めようとされる陛下など、よりプライベート感のある写真も投稿されるようになってきた。

「写真のセレクトや動画の使い方などの評判がよく、アカウント開設は大成功と言っていいでしょう。特に愛子さまの写真へは『いいね』の数が多く、国民の敬愛の対象になられていることが伝わってきます。愛子さまは今後もさまざまなタイミングで、天皇家と国民の心をつなぐ役割を果たされていくのではないでしょうか」(皇室記者)

 その充実ぶりとは対照的に、天皇家とリアルに直結する「もう1つのSNSアカウント」は、ひっそりとしている。そのアカウントの持ち主は、愛子さまだ。

「愛子さまは、写真や動画投稿が中心のSNSサービス『インスタグラム』で、完全プライベートのアカウントをお持ちです。高校や大学のご友人の一部にしか教えられていない“秘中の秘”です」(学習院関係者)

 それが冒頭のアカウントだった。密かに開設されたのは、いまから6年以上前の2018年4月のこと。愛子さまが学習院女子高等科の2年生に進級された春だった。

「世間の高校生と同じように、愛子さまは修学旅行や卒業式といった学校のイベントごとでのスナップはもちろん、教室内でのご友人とのツーショットなどを投稿されていました」(前出・学習院関係者)

 以前からスマホをお持ちだった愛子さまが、同級生と同じようにSNSを始められたのは自然なことだった。ただし、投稿される写真には愛子さまのお立場特有の事情もあった。

「愛子さまは、ご自身の写真を投稿するときには絶対に、スタンプなどを使って顔を隠されていました。写っている人数が多い集合写真のときも同様です。仮に写真が拡散される事態が起きてしまっても、写っているのが愛子さまだとはわからないように注意深く工夫されていたのです。

 とはいえ、せっかくの笑顔を消さなければならないというのは、ご苦心もあったでしょうね。周囲も暗黙の了解で、愛子さまのお顔は必ず“加工”することを徹底していました」(前出・学習院関係者)

 また、インスタグラムの投稿写真に文章を添えることはほとんどなく、ご友人の投稿にコメントをしたり「いいね」したりすることもなかったという。

「人物が写ったもの以外だと、犬や猫の写真を投稿されることもありました。かなりの接写もあり、ペットたちが愛子さまに懐いているのが伝わってきました」(前出・学習院関係者)

 これまで、「ピッピ」「まり」「由莉」といった保護犬や、「ニンゲン」「みー」「セブン」といった保護猫と暮らしてこられた愛子さま。今年6月には、愛子さまが撮影された愛猫の写真が公開されたこともあった。そうした写真を、愛子さまは自身のSNSにもアップされていた。さらには、“推し活”の様子も共有されてきた。

「好きな男性アイドルの誕生日に、バースデーケーキを用意し、“生誕祭”を行う写真を投稿されていました」(前出・学習院関係者)

 友人との時間、大事なペット、そして、推し活──投稿には、同世代と何ら変わらないプリンセスの日常が垣間見られた。

承子さんの「mixi」流出騒動

 だが、そうした思い出深い数々の写真は突然、そのすべてが削除された。

「社会人になられたときには、写真はすでに全削除されていました。2021年に成人を迎えられ、今年4月には就職され、社会人として日々お仕事に励んでいらっしゃいます。社会的責任が増すことを自覚され、不都合なことが起こる前に“対応”されたということなのでしょう」(別の学習院関係者)

 背景には、SNSを巡る皇室の過去の混乱があるようだ。

 2007年、当時流行していたSNS「mixi」に、高円宮家の長女・承子さまが書かれたとみられる文章が流出したことがある。当時、承子さまはちょうど20才。英エディンバラ大学に留学中だった。

《私も親さえ良いなら、胸にヤモリの刺青入れたいんだけどなぁ~・・・間違いなく縁切られますからね(笑)》
《昨日スクールディスコに行って、帰ってきたら朝4時とか。こっちで彼氏と一緒じゃないクラブは久々だったから(別れたからね。)なんか楽しかったけどね》

 あまりに赤裸々な書きぶりに、アカウントの乗っ取り説まで飛び出したほどだった。この“流出騒動”の翌年7月、承子さまはエディンバラ大学を中途退学され、日本へ戻られた。

 もしも愛子さまがSNSに日常生活を包み隠さず記され、それが意図せず多くの人の目に触れるようなことがあれば、波紋を招くことは避けられない。

「同じ皇族とはいえ、宮家の女王である承子さまと、いまの天皇の娘である愛子さまには大きな違いがあります。愛子さまは承子さまの“mixi事件”のこともご存じで、そうした自覚をお持ちなのでしょう。極めて慎重なSNSの運用姿勢には、『絶対に両陛下にご迷惑をかけてはならない』という強いご覚悟が感じられます」(前出・宮内庁関係者)

(後編へ続く)

※女性セブン2024年7月11・18日号

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