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悠仁さま 8月の国際昆虫学会議で「皇居のトンボ研究」を発表 表彰されれば「東大推薦入試」の実績に

NEWSポストセブン 2024年6月28日 11時15分

 秋篠宮家がルクセンブルクのギヨーム皇太子を赤坂御用地に招き、6月10日に夕食会が催された。ご家族とともに出席した悠仁さまも“通訳なし”で会食を楽しまれたことから、英語でのコミュニケーション力の高さが話題になった。そんな悠仁さまの名前が、あるインターネットサイトに登場し、関係者の間で注目されている。

 そのサイトとは「第27回国際昆虫学会議(ICE2024)」。今年8月25日から30日に京都で開催予定の国際会議だが、どんな内容なのか。昆虫学者で大阪公立大学大学院理学研究科教授の後藤慎介氏が言う。

「世界中の昆虫学研究者が集まって成果を発表する、昆虫学に関する最大規模の国際会議です。今回の京都大会は、76の国と地域から約3500名が集まることになっています。発表は大きく分けて口頭発表とポスター発表があり、口頭発表は教室などで15分の持ち時間を使い数十名から数百名に対して発表とその後に質疑応答を行ないます。ポスター発表は大きな会場に大判のポスターを掲示し、内容に興味を持った少数の研究者と議論をしながら発表を行います」

悠仁さまは会場に来るのか

 悠仁さまの名前が記載されているのは、同サイト「ポスター・セッション」にある「講演情報」のうち、2日目に予定される〈The Odonata fauna of the Imperial Palace, Tokyo=皇居のトンボ類〉のパートだ。

 トンボ研究といえば、悠仁さまが幼い頃より興味を持ち、高校3年生となった現在も研究テーマとしているもの。住まいのある赤坂御用地では国立科学博物館の研究チームと一緒に観察を続けており、昨年11月には悠仁さまを筆頭執筆者とする論文『赤坂御用地のトンボ相─多様な環境と人の手による維持管理─』が同博物館の学術誌に掲載されて話題となった。

 今夏の国際昆虫学会議でも、悠仁さまは世界の昆虫研究者を相手に、英語を駆使した研究発表や質疑応答、議論などをする場面が見られるのだろうか。

「悠仁さまが共同研究者となっている発表が予定されているのは事実ですが、発表者として申し込まれているのは清拓哉先生(国立科学博物館動物研究部研究主幹)です。悠仁さまが会場にいらっしゃるかどうかは情報がなく、わかりません」(同前)

「国際昆虫学会議」主催者とは縁が深い

 悠仁さまのトンボ研究に世間の耳目が集まるのは、来春に控える「大学進学」の行方が取り沙汰されているという背景もある。筑波大学附属高校3年生の現在は大学受験を控えた重要な時期だが、今もトンボ研究に注力するのは「推薦入試」を意識しているからではないかと各メディアが報じている。

「昨秋以降、悠仁さまの進学先として東京大学や筑波大学、東京農業大学などが取り沙汰されています。例えば東大の学校推薦型選抜入試は例年7月に募集要項が発表される。筑波大の場合は学校推薦が10月に出願、自己推薦型の『AC入試』は8月下旬に出願が始まる。いずれにしても、現在はその準備にとって非常に重要なタイミングです。

 なかでも、2016年から始まった東大の推薦入試制度では、入試の成績に加えて在学中の論文や社会貢献活動などが総合的に評価されます。トンボ研究を続けるうえで、東大の研究環境やレベルは悠仁さまの進学先として申し分ないと言われています」(宮内庁担当記者)

 東大の推薦入試を受験するうえで、今回参加する国際昆虫学会議でのポスター発表は確かな実績となるはずだ。さらに、今回の国際会議の運営トップ(組織委員会委員長)が玉川大学農学部教授の小野正人氏であることは、秋篠宮家との深い縁を想起させる。

表彰される可能性も

「今年4月には、秋篠宮さまと悠仁さまが玉川大学を小野教授の案内で見学したことが話題になりました。秋篠宮さまと小野教授の親交は深いことが知られています。秋篠宮さまは学生の頃から鳥類や両生類、ナマズに関心を寄せられ研究者としても知られていました。学者ら専門家とも交流があり、『生き物文化誌学会』の設立(2003年)にも尽力されたと聞きます。小野教授ともその頃に出会い、玉川大学にも何度か訪れています。生き物の研究を通じて、親子2代にわたるご縁があるのです」(前出・宮内庁担当記者)

 国際昆虫学会議では、出席者による投票で若手研究者らを表彰する仕組みもあるという。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏はこう言う。

「東大の推薦入試ではセンター試験のスコアが合格レベルに達していることに加え、ハイレベルな受験生のなかで科学や芸術などの分野で高い評価を受けた実績が必要になってきます。今回の学会のポスター部門に応募されたことが、そうした実績づくりにつながっていく可能性はあると思われます」

 幼い頃より続けてきた悠仁さまの「トンボ研究」が認められ、東大推薦入試という狭き門は開くのか。

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