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愛子さまに“親衛隊”が誕生 “学習院卒業生かつ日赤関係者”による「日赤桜友会」が設立、親睦を深め“出会いの場”を提供

NEWSポストセブン 2024年7月13日 11時15分

 愛子さまのご結婚は皇室の将来を大きく左右する重大な出来事であり、これまで表立った積極的な後方支援はなかった。しかし、女性皇族の結婚後の身分をめぐる議論が再び暗礁に乗り上げたいま、愛子さまに最も近い「学習院」と「日赤」が、満を持して新たな出会いの場を提供しようとしている──。

 午前8時半過ぎ。天皇家の長女・愛子さまは車の窓を開け、皇居の半蔵門に集まった人へ向けてにこやかに手を振られた。平日、勤務先の日本赤十字社(以下、日赤)に愛子さまが出社される際には、このような光景がよく見られるという。

 入社前は週に3回ほどの勤務が想定されていたが、実際のところ、やむを得ない場合を除き、愛子さまは平日はほぼ毎日、日赤本社で仕事に励まれているという。ただ、8月には、リフレッシュの機会を設けられる予定のようだ。

「コロナ禍以前に恒例となっていた、両陛下とのご静養に出かけられるようです。8月上旬に須崎御用邸、下旬に那須御用邸でのご滞在の調整が進んでいるといいます」(宮内庁関係者)

 皇室のご活動と日赤での仕事を両立させ、順調ながらも多忙な日々を過ごされている愛子さま。そんな愛子さまのプライベートを応援すべく、水面下で新組織設立の計画が進んでいた。

 愛子さまは今年4月から、日赤の嘱託職員として、青少年・ボランティア課で働かれている。業務内容は、ボランティアの育成、研修や、情報誌の編集など多岐にわたり、5月には、雅子さまが名誉総裁として出席された全国赤十字大会の裏方の仕事も務められた。

「電話を取ったり資料を整理したりといった、いわゆる新人業務を周囲と同じようにこなせるよう、愛子さまは努力されているといいます。また、勤務時間後の食事会などの会合にも積極的に参加されているようです。過度に“特別扱い”されることなく、新たな環境で成功体験を積まれているのではないでしょうか」(日赤関係者)

 ほかの社員と同じように実務経験を積んだり、同僚との交流を深めたい──それは愛子さまたってのご希望でもあるようだ。コロナ禍の影響で、愛子さまは学習院大学にほとんど通うことができず、部活動やサークル活動もされていなかった。そのため、小室眞子さんや秋篠宮家の次女・佳子さまと比較すると、高校時代以降に人間関係の幅が広まったとはいえないだろう。そんななか、愛子さまにとって願ってもない組織の新設が決まったという。

「学習院の卒業生かつ、日赤の関係者を対象とした『日赤桜友会』という組織が新たに作られるそうです。すでに愛子さまには、参加を打診する声がかかっているようです。この組織は愛子さまにとっての『親衛隊』のようなもので、仕事のことはもちろん、プライベートについても相談できる貴重な場になるでしょう。それだけでなく、ゆくゆくはご結婚のお相手につながるような、新しい出会いも期待できるのではないでしょうか」(学習院関係者)

 新たな組織の発足は、最近、女性皇族の結婚後の身分をめぐる議論が暗礁に乗り上げたことと無関係ではないだろうと、皇室ジャーナリストは分析する。

「愛子さまが就職されたのと時を同じくして、『女性皇族は結婚後も皇族の身分を保持する』という方向で政府サイドでは議論が進められてきました。しかしこの5月、急転直下、議論は振り出しに戻ったといっていい状況です。各党の意見の集約さえも先送りされることになり、いまなお結論が出る見通しは立っていません」(皇室ジャーナリスト)

 皇室典範が改正されない限り、女性皇族である愛子さまは、結婚されたら皇室を離れられることになる。

「議論が停滞している以上、“結論を待って結婚をするかどうかの判断をしていただきたい”というのは愛子さまにとって酷な話で、政府サイドの怠慢以外の何物でもありません。周囲は結論を待つ必要はないと、愛子さまの恋を応援するという意味合いも含め“新たな出会いの場”を設けたのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)

 前述の通り、「日赤桜友会」は学習院の卒業生かつ日赤関係者が会員の対象となる組織だ。「桜友会」とは学習院卒業生の同窓会組織の総称で、天皇家との縁も深い。

「学習院はそもそも天皇家や皇族方の教育のために設立されたもの。上皇さまも陛下も学習院への母校愛は強く、桜友会に対しても愛着をお持ちです。陛下は皇太子時代から、たびたび桜友会の開催するイベントに参加され、2021年、桜友会設立100周年の記念式典には約5分にわたるビデオメッセージを寄せられました」(前出・学習院関係者)

 桜友会の中には「職域桜友会」というジャンルが存在し、「不動産」「印刷」「法曹」など、職種別に複数の会が組織されている。

「大まかな職種で構成される会が大半ですが、会は3名以上から組織できるので、結びつきが強い場合は企業名を冠することもあります。日赤に関係する学習院の卒業生はそれほど多くはなく、20人ほどではないでしょうか。このタイミングでの日赤桜友会の設立は、愛子さまを支えたいという関係者の強い意向があったからでしょう」(前出・学習院関係者)

 職域桜友会の活動内容は、在校生の進路相談に乗ったり、ゲストを迎えて講演会を開催したりと多岐にわたるが、メインは会員同士の親睦を深めることだという。

「ホテルを貸し切って総会を開催する会が多いですが、親密度の高い会では、ゴルフや旅行、海外視察をすることもあります。職場ほど堅苦しくないなかでの新たな出会いは、愛子さまにとって新鮮であり、プラスにもなるのではないでしょうか」(前出・学習院関係者)

 愛子さまは天皇家の長子であり、愛子さまを天皇にという声があがるほど国民からの人気も注目度も高いがゆえに、ご結婚相手に求められるハードルは自然と高くなる。

「学習院の卒業生は学校生活を通して皇族とのかかわり方、接し方を体得しており、愛子さまにも、両陛下のような“自然な出会い”が期待できる可能性が高い。愛子さまのお立場を考えると、ご結婚のお相手探しにはどうしても慎重にならざるを得ない面がありますが、『日赤×学習院』という共通点があれば、両陛下も安心できるでしょう。親衛隊の存在は、心強い味方となるはずです」(前出・宮内庁関係者)

 ご結婚へ向けて、賽は投げられた──。

※女性セブン2024年7月25日号

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