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【那須ご静養での苦悩】愛子さま、帰京のタイミングで苦渋のご決断「雅子さまを放置して単身で帰京されるとは考えづらい」

NEWSポストセブン 2024年7月18日 11時15分

 毎年恒例のご静養では、自然体で仲睦まじい天皇ご一家のご様子が垣間見える。愛子さまは幼い頃から、毎夏、須崎と那須の御用邸で両陛下と共に過ごされてきた。ところが今年、愛子さまのライフステージが変わったことにより、恒例行事の予定が揺らいでいるという。

「天皇皇后両陛下は、どのようなご両親ですか」。2022年3月、成年に際する会見でそう問われた天皇家の長女・愛子さまは、「両親との思い出」として真っ先に「学校の長期休みに出かけた旅行」を挙げられた。須崎御用邸(静岡県下田市)の目前の海で魚の群れを観察されたこと、サーフボードに座ろうとして3人そろって落下されたこと──「お話しし始めると日が暮れてしまうかもしれません」と微笑まれた愛子さまの表情からは、両陛下とのご静養の時間を大切にされてきたことが見受けられた。

 コロナ禍の期間を除いて毎年、両陛下と愛子さまは、須崎御用邸や那須御用邸(栃木県那須郡)でのご静養で、ご一家水入らずの充実した夏を過ごされてきた。しかし、今春から社会人になり、新しい環境に入られた愛子さまは、夏のご静養において難しい選択を迫られているという。

 愛子さまは7月10日、両陛下、上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と佳子さまと、皇居・東御苑の桃華楽堂で開催された上皇ご夫妻の卒寿を祝う音楽会に出席された。愛子さまが公の場に姿を見せられたのは、5月11日の平安文学に関する特別展をご覧になった初めての単独公務、6月8日の宜仁親王十年式年祭に続いてのことだった。大学ご卒業後は公務やお出ましが増えるとみられていた愛子さまだが、いまのところその機会は少ない。

「愛子さまの次の公務やお出ましは未定です。両陛下の四大行幸啓の1つでもあり、10月に佐賀県で行われる『国民スポーツ大会』まで期間が空くのではないかという声もあります」(宮内庁関係者)

 愛子さまが皇室のご活動を控えられているのは、9月に悠仁さまが成年を迎えられることが関係しているとみる向きもある。

「愛子さまが前面でご立派に活動されると、国民の間で『愛子天皇』実現への期待度が高まることは否めません。しかし現状、“皇位継承における悠仁さままでの流れはゆるがせにしてはならない”とされています。国民の論調に分断を招き、将来、天皇となられる悠仁さまの成年に水を差したくないというご意向があるのではないでしょうか。もちろん、愛子さまの皇室のご活動の方針については、両陛下とご相談のうえ決められていることでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 ご活動の機会が限られるなか、目下、愛子さまが熱心に取り組まれているのが勤務先の日本赤十字社(以下、日赤)での仕事だ。今年4月に常勤の嘱託職員として入社された愛子さまは、青少年・ボランティア課に配属され、ほぼ皆勤で出社されているという。

「勤務態度は大変真面目で、任せられた業務に真剣に向き合われています。会合に積極的に参加されたり、お昼休みにお弁当を共に召し上がったりと、同僚とのコミュニケーションも惜しまず、職場に溶け込む努力をされているそうです」(日赤関係者)

 愛子さまが一心に仕事に打ち込まれている背景には、仮に結婚されて皇室を離れることになっても仕事を続けられるようにという思いのほかに、かつて外務省の第一線で活躍されていた雅子さまへの憧れもあるだろう。

「6月の両陛下のイギリス公式訪問では、雅子さまのこれまでのキャリアが存分に生かされていました。皇后というお立場でご自身の強みを最大限に発揮されていた雅子さまのお姿に、愛子さまも改めて刺激を受けられたのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

上皇ご夫妻への挨拶に遅刻

 雅子さまは6月下旬、陛下と共に8日間にわたってイギリスを訪問された。国賓として滞在された期間中には、歓迎式典やバッキンガム宮殿で行われたチャールズ国王夫妻主催の晩餐会など、参加を予定されていた主要な行事に出席され、存在感を遺憾なく発揮された。一方でとてつもないプレッシャーがかかっていることを感じさせる部分もあった。

「昨年のインドネシア訪問の際には、ご体調次第で予定になかった複数の行事に出席されていましたが、イギリス訪問では、そうしたサプライズはありませんでした。また、インドネシアのときとは異なり、主治医が同行したことも、雅子さまの不安を予見させました。

 ご帰国の際には充足感のあるご表情でしたが、実際は、綱渡りのような状況だったのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)

 7月5日、両陛下はイギリス訪問からの帰国の挨拶のため、上皇ご夫妻を訪ねられた。皇居から赤坂御用地へ向かう車内の雅子さまは、やや緊張された様子だったという。

「雅子さまは予定より5分ほど遅れて仙洞御所に入られました。上皇ご夫妻への挨拶への遅刻は大変珍しいことで、ご体調が心配になりました。恒例となっていた出発前の挨拶を控えられたことも、負い目に感じられていたのかもしれません」(皇室記者)

 雅子さまはいまだ療養中の身であり、重圧のかかるイギリス訪問を終えたことで、蓄積された疲労が徐々に表出されても不思議ではない。そうした雅子さまのご様子を誰よりも近くでご覧になっているのが、ほかでもない愛子さまである。

「例年通りであれば天皇ご一家は、8月上旬は須崎御用邸で、下旬から9月にかけては那須御用邸で静養されます。雅子さまがご体調を整えられるためにも、ご静養は必須でしょう。

 ところが今年、愛子さまが社会人になられた関係で、帰京のタイミング調整が難航しているそうです。仕事を優先するならば、例年よりも早めにご静養を切り上げられる可能性もあります。ただ、雅子さまの療養ということを考えれば、期間を短縮するでしょうか。まして、雅子さまを放置して単身で帰京されるとは考えづらく、愛子さまは苦渋のご決断を迫られることになるでしょう。

 日赤側は愛子さまのお立場に理解がありますから、長期で休暇を取られることを問題視することはありません。ご判断は、愛子さまに委ねられているといってもいい状況です」(前出・宮内庁関係者)

 愛子さまは仕事とプライベート、どちらを取られるだろうか。

※女性セブン2024年8月1日号

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