7月の強い日差しが照り付ける横須賀の海岸沿い。年の離れた男女が、カブに2人乗りで跨る。ホットパンツ姿の若い女性を背に運転するのは、俳優・中野英雄（59）である。密着した2人は近くのスーパーで買い物をして、海を望む“別宅”へと消えていった──。
名作ドラマ『愛という名のもとに』のチョロ役でブレイク、『首領の道』『アウトレイジ』などヤクザ映画で存在感を放つ中野だが、近年は息子の活躍が目立つ。俳優の仲野太賀（31）だ。
「連続テレビ小説『虎に翼』（NHK）ではヒロイン・伊藤沙莉の夫役、さらにスタートした『新宿野戦病院』（フジ系）では小池栄子とのダブル主演と絶好調。2026年放送予定のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟！』でも主演（豊臣秀長役）が控えています。若い頃は同世代のイケメン俳優が活躍することに焦る時期もあったそうですが、着実に実績を重ねて今や世代トップです」（スポーツ紙記者）
彼はデビューから2019年まで名字のない「太賀」の名前で活動していた。
「七光りは嫌だという思いから中野さんの存在を公にしていませんでした。最近は中野さんのほうがSNSで『今日も見てます！』と“応援”するようになった。太賀さんは『恥ずかしいからやめてと言ったんだけど。父は宣伝隊長です』と苦笑いしていた」（芸能関係者）
関係者によると、中野は「20代の時に中学時代の先輩だった2歳年上の妻と結婚して、東京に購入した家で太賀ら2人の息子を育てた」という。
しかし最近、中野には別の女性との噂が持ち上がっている。
「お相手は女優の中山こころさんです。太賀さんんと同じ31歳なので、中野さんとは28歳差。2018年に中野さんの出演作品でデビューし、現在も中野さんのユーチューブに度々出演しています」（前出・芸能関係者）
冒頭のシーンは、中野が2008年に購入した横須賀の別宅で中山と過ごす様子だ。2人はこの後、3日連続で宿泊した。
しかし一方で、“妻”との関係も良好そうだ。自宅にはしょっちゅう帰っている様子で、近隣住民に話を聞くと「最近も奥さんと散歩する姿を見かける」という。
果たして、この“二重生活”の実態やいかに。中野を直撃すると、ゆっくりと話し始めた。
きっかけは「入院の世話」
──横須賀で中山さんと過ごしていましたね。
「あー、なるほどね、想定、若い女とあんなところに2人でいたら、やっぱりそういうふうに思われるよね。うーん」
──2人で何をして過ごすんですか？
「みんなが思うようなことじゃないんだよ。肉体関係はないの。俺のやってるファッションブランドの下仕事を全部彼女に任せてる。横須賀ではずっと仕事してたんです。本当に彼女じゃない。もう身体がダメなんだよ。40過ぎたあたりから男性機能がダメなの」
──スーパーで腰のあたりを触っていました。
「おっぱい触ってるわけじゃないから（笑）。男として見られてない。キスはしないけど、ほっぺにチューはするって感じ」
──不倫ではないのでしょうか？
「実は20年近く前に離婚してるんだよ。あの頃はお姉ちゃん遊びもあったし、傲慢だったんだな。2人の息子も家族会議に入って、当時高校生だった太賀が『とにかくお母さんが気分よく生活できるならいいんじゃないか』って、目の前で言ってたことは覚えてる。元妻も中山のことは全部知ってるよ」
──それでも元妻と一緒に生活している？
「横須賀の家は離婚後に買ったんだけど、東京の家にも離婚した当時から週1では帰ってるの。夫婦は離婚したけど、家族の関係は変わらなかった。元妻とはずっと一緒に仕事してたしね。中山も元妻が代表を務める芸能事務所のスタッフなんだよ」
──中山さんと再婚する可能性はないんですか？
「再婚とかそういう感じはないなあ。実は俺、5年前に大病を患ってぶっ倒れたんだよ。その時、元妻がちょうど仕事で海外にいて、入院した俺の面倒を見てくれたのがこころだったの。
その時は太賀も見舞いに来てくれてたから、彼女の存在は知ってるはずだよ。だから俺なりに恩義は感じてるんだけどね。彼女もいい年だし、結婚＝出産とかになるじゃない。俺の存在が邪魔になるとよくないし……」
離婚や中山との関係について元妻に聞くと、次のように回答した。
「離婚をしたことは事実です。中山さんは私の会社のスタッフとしてお仕事していただいております。一般的な関係ではないかもしれませんが、彼はなんだかんだで家族を優先してくれています」
元妻、新パートナーとも良好なら何より。愛という名のもとに育まれた二重生活の行方は……答えは風に吹かれている。
※週刊ポスト2024年8月2日号