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《「裸に見える服」で物議》NHKが中川安奈アナをパリ五輪担当に選んだ“真の意図”「外国でも通用するポテンシャル」「随分前から決まっていた」

NEWSポストセブン 2024年8月1日 7時15分

 7月27日(日本時間、以下同)に開幕したパリ五輪。7月30日の未明にはスケートボード男子の堀米雄斗が大逆転で連覇を達成、その約1時間後には体操男子団体が2大会ぶりの金メダルを獲得するなど、盛り上がりを見せている。そんななか、競技そのものとは違ったフィールドで大いに話題になっているのが、現地から中継しているNHK・中川安奈アナウンサー(30)だ。

「開会式直前にエッフェル塔をバックに現地の様子をリポートした際、白ジャケットのインナーに着用していたベージュのトップスについて、光の加減もあり『裸に見える』『何も着てない?』などとSNSで驚きのコメントが殺到し、各メディアも取り上げました。

 元テレビ東京の松丸友紀アナは29日に出演した『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で『地味に見せるためにあえてベージュにしたのでは』と庇うなど、同情の声も多く寄せられている。いずれにせよ、現地キャスターのなかで中川アナが最も注目を集めているのは間違いないでしょう」(スポーツ紙記者)

 中川アナは2016年に慶應大を卒業後、NHKに入局。2020年4月から『あさイチ』のリポーターとして出演、2022年からは『サンデースポーツ』でキャスターを務めており、持ち前の明るさで人気を集めてきた。NHK関係者が語る。

「大学時代には『ミス慶應』のファイナリストに選出。またテレビ朝日が運営するアナウンススクールのオーディションに合格し、BS朝日で学生キャスターとしてデビューも果たしています。そんな華やかさがある一方で、研究熱心なところがあり、卒業論文ではメディア論について書き上げました。入局後は秋田・広島を経て、順調に東京へと“キャリアアップ”を果たしています。

 2023年から始めたInstagramを始めていますが、プライベートでの様子をアップするのはNHKアナウンサーの中では彼女くらい。局内では『キャラが立っていていい』と評価する声もありますが、『公共放送にふさわしくない』とする厳しい声もありました」

 中川アナは2024年の3月に『あさイチ』のリポーターを卒業し、出演する番組数を減らしている。各局がエース級のアナウンサーをパリに送るなか、NHKはなぜ中川アナを五輪リポーターに選んだのか。前出のNHK関係者は、「2つの理由があるのではないか」と話す。

パリ五輪は「大きなアピールの場」

「ひとつは、彼女のアナウンサーとしての能力の高さです。これまでの番組でも現地レポートが多かったのですが、持ち前の明るさで場を盛り上げることはもちろん、現場でのアナウンス力にも定評があり、取材相手に好かれやすい。高揚感を伝えることが得意で、今回は閉会式の中継キャスターにも抜擢されています。

 加えて、彼女は3歳からフィンランドで4年間、プエルトリコで4年間生活しており、英語・スペイン語を含めた3言語を話せるトリリンガルなんです。2022年のカタールで行われたサッカーW杯では、日本の対戦相手だったスペインのサッカー記者にスペイン語でリモート取材を行なっていました」

 各国の選手が集まる五輪において、レポーターとして適性があった中川アナ。さらにこの関係者は、「中川アナはパリ五輪担当を自分で志望した」といい、そこにもう一つの“思惑”があるという。

「実は彼女が近くNHKを退職してフリーになるという話は、局内ではだいぶ前から回っています。担当する番組数も減らしていましたしね。中川アナにとってこのパリ五輪はNHK最後の晴れ舞台であり、同時に新天地での大きなアピールの場でもある。

 中川アナが自ら担当を志望したのは必然と言えるでしょう。中川アナの五輪担当内定は、他局と比較してもずいぶん前に決まっていたと聞いています」(同前)

 中川アナのフリー転身についてNHKに聞くと、「職員個人に関することについてはお答えしてません」(広報局)との回答だった。

 8月11日に閉会式を迎えるパリ五輪。野心溢れる中川アナの八面六臂の活躍に期待したい。

 

 
 

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