これも教育の賜物だ。シンガーソングライターの三浦祐太朗(40才)が、8月1日に自身がパーソナリティを務めるラジオ『キラスタ』(FM NACK5)に出演し、育児エピソードを披露した。
祐太朗といえば、実母はかつて歌手として一世を風靡した山口百恵さん(65才)。百恵さんは、俳優の三浦友和(72才)との結婚を機に芸能界を引退し、以降は家庭に入り、長男の祐太朗と次男で俳優の貴大(38才)の子育てに励んだ。2022年3月に祐太朗のもとに誕生した、百恵さん待望の初孫となる女児は、この春で2才になった。
「来年から幼稚園に入園するのに先立ち、祐太朗さん夫婦は、娘さんを幼稚園の体験に連れて行ったそうなんです。祐太朗さんが娘さんと一緒に体験入園をしたそうですが、周囲を見渡すと、いるのは母親ばかりで父親は自分だけ。いい体験にはなったけど、気恥ずかしかったと苦笑しながら振り返っていました」(芸能関係者)
さらに祐太朗は、自身が幼い頃によく遊んだという地元の東京・国立市の公園に、娘を連れて行って遊ばせることもあるといい、歌手として全国を飛び回りながらも、合間を縫って育児に参加しているという。そこには、百恵さんの教育方針が大きく影響しているようだ。
1984年に祐太朗を、1985年に次男の貴大を出産した百恵さんは、常に友和とふたりで子育てに向き合ってきた。
「家事や育児は夫婦で分担していました。友和さんも、2人が乳幼児の頃はおむつ替えや入浴、離乳食作りなどに励んでいたそうです。休日には家族4人で公園に出かけ、学校行事がある日はなるべく仕事を入れずにカメラやビデオを持って駆けつけたといいます。運動会で声援を送ったり、謝恩会に変装もせずふらりと現れて、周囲を騒然とさせたこともあったようですね。
自分たちが家事や育児を分担し、共に支え合って暮らしてきただけに、百恵さんは、息子さんたちにも自分で家事ができる大人になってほしいと考えていたんだとか。ですから、祐太朗さんも貴大さんも料理や洗濯、トイレ掃除といった家事は、男も当然やるものだという価値観を持っているそうですよ」(前出・芸能関係者)
いまでこそスタンダードになった家事育児の分担だが、当時は男性の家事育児への本格的な参加が珍しかった時代。百恵さんと友和は、自分たちの背中を見せることで、“先進的”な意識を息子たちに植え付けたのかもしれない。
平等に家事育児に携わる両親を見続けてきた祐太朗が、父親と同じように家事に育児にと奮闘する姿に、百恵さんも目を細めていることだろう。