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【手料理を振る舞われた】雅子さまと首相のブレーンに任命された「令和のミスター円」との知られざる関係 ともに東大出身、イギリス留学時代は”ご近所”として親交を深める

NEWSポストセブン 2024年8月7日 11時15分

 雅子さまは、旧友に関する一連の報道をどのように受け止められただろうか。

 8月1日付で、財務省の国際部門のトップである財務官を務めていた神田眞人氏が内閣官房参与に起用された。神田氏は2021年から前職を務め、歴史的な円安に対応し、「令和のミスター円」と呼ばれた人物である。

「神田さんの仕事に関する熱量の高さは群を抜いており、大規模な為替介入の際には、ハイテンションが隠しきれなかったことも。頭脳明晰であり型破りでもある逸材として知られ、“宇宙人”と称されることもあるほどです」(全国紙政治部記者)

 神田氏は、灘中・高、東京大学法学部を経て1987年に大蔵省(当時)に入省したという華麗な経歴の持ち主で、1989年から英オックスフォード大学に派遣され、1991年に経済学修士を取得した。実は、1988年より外務省から同大学に派遣されていた雅子さまとは、留学の時期が重なっており、友人関係にあったという。

「神田さんは、オックスフォード大学内の『セント・ヒューズ・カレッジ』で主に経済学を学んでいたそうです。『ベリオール・カレッジ』で国際関係論を学ばれていた雅子さまとはキャンパス、専攻分野は異なるものの、神田さんが会長を務める学生交流団体のメンバーに雅子さまが所属されており、親交があった。2人には東大出身という共通点もあります。また、イギリスでの住まいが近かったことも手伝って、神田さんは、雅子さまから手料理を振る舞われるほど近しい間柄だったそうです」(前出・全国紙社会部記者)

 実際に神田氏は、『毎日新聞』(2019年5月10日付)で、知られざる雅子さまとの関係について自ら明かしている。雅子さまのお人柄については《上品で慎み深く、『Decent(ディーセント、礼儀正しい)』という言葉がふさわしい方》。手料理の腕前は、《懐石料理のようで完璧だった》そうだ。

 神田氏が新たに任命された「内閣官房参与」とは、専門的な観点から首相に助言をする立場で、首相の“ブレーン”ともいわれる。

 その岸田首相が一時は積極的な姿勢を見せたものの、現在、頓挫しているといえるのが女性皇族をめぐる皇室制度改革だ。岸田首相は昨年秋に自民党内に新組織を発足させるなど、歴代首相と比較して、女性皇族に関する皇室制度改革に積極的に着手してきた。しかし、先の国会会期中に「女性皇族は結婚後も皇族の身分を保持する」という方向で議論が進められていたものの、現実問題として与野党の意見を集約することは難しく、結論の出る見通しは立っていない。

「『女性皇族』として念頭に置かれているのは、天皇家の長女・愛子さまでしょう。愛子さまの皇室のご活動を期待する声は大きく、一部調査によれば、8~9割が女性天皇を認めるという世論もあります。皇室制度改革が成功を収めれば、支持率低下にあえぐ岸田内閣の追い風になることは間違いありません。

 今回、内閣官房参与に任命された神田さんは金融と国際経済を中心に担当するそうですが、首相が必要としていれば、雅子さまの40年来の友人として皇室制度改革に関してアドバイスを送ることもあるのではないでしょうか。大胆不敵なことで知られる神田さんの“改革案”が、愛子さまの将来を左右することになるかもしれません」(前出・全国紙政治部記者)

 雅子さまが政治サイドの判断に介入されることは制度上決してない。しかし、かつて共に学んだ旧友の活躍は、心待ちにされていることだろう。

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