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《「浮き出るシャツ」で1.5万いいね》ウクライナ代表のユリア・レフチェンコ選手「活動を続けられたのはスポンサーのおかげ」パリ五輪で“インフルエンサーアスリート”が浴びた注目

NEWSポストセブン 2024年8月14日 12時0分

 8月12日未明(日本時間)に閉会式を迎えたパリ五輪。会場では大きな熱狂が生まれたが、今回のオリンピックは、自らがインフルエンサーとして活動しているアスリートが多かったことも印象的だった。ウクライナ代表として棒高跳びに出場したユリア・レフチェンコ(26)も、その一人だ。

「レフチェンコ選手は2017年にU23欧州選手権で優勝し、同年の世界陸上競技選手権大会でも銀メダルを獲得。今回のパリ五輪では結果を残せませんでしたが、その美貌とInstagramでのインフルエンサー活動で、注目されていたひとりでした」(スポーツ紙記者)

 レフチェンコがインスタグラムの投稿を始めたのは、競技を始めた2013年ごろ。当時から競技の写真だけでなくプライベート感溢れる自撮り、他撮りもアップ。近年も背面跳びの連続写真の他に、抜群のスタイルがあらわになる白のビキニショットや、彼氏と思われる男性とのツーショットなどを投稿している。

「昨年11月に投稿された薄手のシャツ1枚を身に纏った写真は、『浮き出ている』『スポーツマンらしいのと同時に可愛らしい』と、1万5000件を超える『いいね』がついています。現在、レフチェンコ選手のインスタフォロワーは46万7000人。モデル顔負けの美貌から『東欧の天使』『走り高跳び界のバービー』と呼ばれることもあります」(同前)

 このレフチェンコに限らず海外では、アスリートがSNSでインフルエンサーとして活動するケースが増えているという。

「サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手(39)が個人としてのInstagramアカウントで世界1位の6億3000万フォロワーを得ているように、海外スポーツ選手のフォロワー数は桁違いです。日本人アスリートでは1位が大谷翔平(30)の803万、2位が大坂なおみ(26)の281万フォロワーですから、やはり市場の大きさが違う。

 個人につくスポンサーの規模も、日本と比較すると大きい。例えばレフチェンコには、リシャール・ミルという、平均で1000万円以上するスイスの超高級時計ブランドがスポンサーとしてついています。

 そういった環境から、海外アスリートはスポーツウェアなどのグローバルブランドとスポンサー契約を結ぶケースが多く、いまやスポーツそのものよりもインフルエンサーとしての収入のほうが軸になっている選手は複数います。レフチェンコ選手もスポンサー企業とのタイアップ投稿を多くあげています」(同前)

 またレフチェンコの場合、インフルエンサーとしての収入は活動のために必要なものだったようだ。

「2022年にロシアのウクライナ侵攻が始まって以降、ウクライナの選手は転戦しながらの活動を強いられている。レフチェンコ選手は同年6月に放送されたTBS系スポーツ番組『S☆1』のインタビューを受けていて、戦争発生時の朝のことを『悪夢』だと思ったと振り返りながら、国やスポンサーからの支援によって活動が続けられていることを強調していました。アスリートのひとつの選択肢として、自らの美貌という“強み”を生かして収入を得るインフルエンサーという副業は有力なものになっているのでしょう」(別のスポーツ紙記者)

 今後、日本でも有力なインフルエンサーとして活躍するアスリートが出てくるのか、注目だ。

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