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《もう一度テレビに戻りたい》羽賀研二が沖縄で実業家に転身「偽装離婚と言われた元妻」との本当の関係を告白

NEWSポストセブン 2024年8月15日 10時58分

「色々ありお互いの道を選択してもう二十数年。(略)貴方は女性達の指針であり目標。家族のために!ファンの方々のためにも絶対に負けないで!闘いは苦しいけど!必ず勝ちます!頑張って」(原文ママ)──先日、病を公表した有名モデルでかつてのパートナーに自身のSNSからエールを送った羽賀研二さん(62)。1980年代にバラエティ番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)の3人組番組アシスタント「いいとも青年隊」の初代メンバーとして人気を誇った。ところが2007年、詐欺罪・恐喝未遂罪などで逮捕され、2度収監されることになった。

 その羽賀さんが、このところABEMAの配信番組『愛のハイエナ2』で41歳年下の女子大生とカップリングが成立し、改めて注目されている。羽賀さん、出所後はどこでどうしていたのか。沖縄・北谷にある“美浜アメリカンビレッジ”のカフェで話を聞いた。【前後編の前編】

「ここは僕の行きつけのカフェ。従業員もみんな顔見知りで、僕の仲間(友人)が自然と集う店です。自宅もここから車で5分くらいのところにあります。僕が生まれ育ったコザ市(現・沖縄市)胡屋(ゴヤ)からも車で10分。学生時代にはよく自転車で来て海で釣りなどを楽しんでいた、馴染みの場所なんです」

 羽賀さん、とてもリラックスした様子だ。よく日焼けして、白い顎ひげがオシャレだ。2021年9月に2度目の出所を果たした後、沖縄を拠点にしているんですか?

「2011年に保釈されたときに、家族4人で東京から北谷に引っ越してきました。こっちには僕の高齢の母親や親戚、友人がいますし、すべて終わるまでは芸能活動もできないと思いましたから。入っていたのも沖縄刑務所で、出てからもずっとこっちにいます。すぐに芸能活動で忙しくなるわけではありませんから。それに見てください、この青い海! 最高でしょ? 今の僕にここを離れる理由はありませんよ」

 取材中にも羽賀さんの友人が何人も通りかかり、声を掛け合う。生まれ育った沖縄は、居心地が良いようだ。

「友人がどんどん増えて楽しいです。たとえば、よく通うレストランやバーのオーナーや従業員、そこからの紹介で友だちの輪が広がっていくんです。何度も通っていたら自然と。声もかけられますし。それで一緒に誕生会をやったり、バーベキューを主催してワイワイやったり。

 意外かもしれませんが、僕、オープンな性格なので、『オレは芸能人なんだぞ』なんて気取ったりしません。逆に、15年も表舞台に立っていないので、若い人は僕のことを知らないから気楽に街を歩けますよ」

 南国の風に吹かれながら、明るく開放的な羽賀さんらしさをすっかり取り戻したようだ。仕事は今、何をしているのだろうか。

「ひとつは沖縄に所有する不動産の管理。古くから所有している物件を管理しています。自分が築いてきたものを、守り通したいという気持ちが強いんです。もちろん、銀行からお金を借りて。よく貸してくれた? それは23歳のとき母親の家を購入するために借りたのが最初ですが、それから長年きちんと返済してきたからです。

 僕は当時から、収入の半分は貯金か投資をし、残りの半分のうちの3分の1で車のローンを返し、3分の1でダンスレッスンを受けたりして自分に投資し、3分の1を生活費に充てる、という使い方をしてきました」

 米軍人の父と、ハウスキーパーをしていた母の間に生まれた羽賀さんは、母と祖母に育てられ、幼い頃の暮らしは貧しく家もなかった。その反動もあり、実物資産の不動産に魅力を感じるのだという。

「最近では、仲間と2人で会社を起ち上げました。沖縄のデパート14~15店の催事に従業員を派遣して和・洋菓子や洋服を販売したり、キムチを卸したりする事業をしています。従業員は10~15人ほど。あとは逮捕前に成功していたジュエリー販売のお仕事も、2年ほど前に再開して月に1~2回地方へ行っています。デザインは今はやっていませんが」

 羽賀さんが今、もっとも自身の時間を費やし身体を使っているのは、YouTubeやインスタグラムなどSNSでの活動だそうだ。

「YouTubeを始めたのは2022年11月。僕はアナログな人間だから、YouTubeやインスタがどういうものか、どれだけ波及効果があるものなのか、よくわからなかったんですけど、友人に『やろう』と言われて始めました。僕と専業スタッフ2人、アルバイト1人の全部で4人で、毎週更新しています。

 とにかく、気になったものにチャレンジしていますね。去年は大河ドラマで徳川家康が話題だったので、わざわざ名古屋まで出かけて行って家康の“聖地巡礼”をしたのに再生回数は数1000回。かと思えば、近所にあるバイクの旧車が納まる車庫を撮らせてもらったら14万回再生して。正直、何をやれば喜んでいただけるのかはわかりません(笑)。でも、タイなど、海外へも遠征して攻めていますよ」

 チャンネル登録者数は約2万3000人。40万回再生を記録したこともあり、スポンサーもつき、事業としてしっかり成立しているのだとか。

「自分のYouTubeのほか、『千原兄弟』の千原せいじさんなど、ほかの方のYouTubeにゲストで呼ばれることも結構あって、月1回は東京へ行っています。あとは1年近く前から2カ月に1度、若返り治療などを施していただいています。去年は老舗ホストクラブ『愛本店』でホストに挑戦しました。何でもトライの精神で、お笑い芸人でも恥ずかしくてやらないようなことも頑張ってやっています。依頼されたお仕事を断ったことはほぼありません」

 60歳を機に仕事の第一線から離れる人もいるなか、羽賀さんは62歳にして、ガツガツ、ギラギラが止まらないようだ。そこまでがんばるのはなぜなのか

「もう一度、テレビの世界に戻りたい。表舞台に立ちたいんです」

 後編では、番組で21歳女子大生とのカップル成立や元妻との関係、芸能界の表舞台復帰にこだわる理由などについて語っている。

(後編に続く)

◆取材・文/中野裕子(ジャーナリスト)

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