「本当に悔しい」──。今年4月に横浜市内の自宅駐車場に止めていたトヨタの高級車「ランドクルーザー（ランクル）」を盗まれる被害に遭った、自民党の三原じゅん子参院議員（59）。事件から4カ月、車は戻ってきたのだろうか。三原議員本人に問い合わせてみた。
捜査関係者によると、窃盗があったのは今年の4月3日午前2時過ぎ。事件直後、三原議員はSNSで盗難被害に遭った心境を明かしていた。
《車の盗難に遭いました。出掛けようと自宅を出たら、そこにあるはずの車が無い！ 警察に通報し被害届を出しました。まさか自分が、いいえ誰にでも起こり得る被害。皆様くれぐれもお気をつけください》
「三原さんは4月2日午後5時頃に、私用で乗っている白色のランクルで帰宅。翌3日の昼頃に外出しようとしたところ、すでに車がなくなっていたそうです。自宅近くの防犯カメラには、被害に遭った深夜の時間帯に何者かが三原議員の車を運転して走り去る様子が映っていました。三原さんは自宅にいましたが、車のエンジン音には気付かなかったそうです」（全国紙記者）
今回、盗難に遭ったランクルは日本損害保険協会が発表した「自動車盗難事故実態調査結果」によると3年連続で盗難車ワースト1位となっていた。2023年には383台盗まれている。
「頑丈なランクルは悪天候や舗装されていない道路など、走行が困難な条件でも運転しやすいことから、海外市場でも人気が高い。高値で取引されるので窃盗団から最も狙われやすい車種です。盗難後はすぐに解体されて海外に転売されるようです」（自動車メーカー関係者）
かつて不良役で出演した『3年B組金八先生』（TBS系）では、『顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを』のセリフが話題になった。2010年に芸能界から政界に転身した三原議員だが、国際B級ライセンスを取得してレースに参戦するほど車好きでもある。
「三原さんは18歳のときに『セリカXX（トヨタ）』に乗り、その後は『パルサー エクサ コンバーチブル（日産）』、『セルシオ（トヨタ）』、『86（トヨタ）』、『メルセデス・ベンツ・Vクラス』など、これまでさまざまな車に乗ってきました。そして、今年まで乗っていたのが4年前に中古で購入した『ランクル200ZX』だったそうです」（前出・スポーツ紙記者）
愛車ランクルの「現在」
その後、愛車はどうなったのだろうか。三原議員の事務所に問い合わせると、下記のように本人から回答があった。
──盗難に遭った車は戻ってきましたでしょうか。
「今日現在、戻ってきていません」
──その後、盗まれた車の情報はありますでしょうか。
「盗難日以降、警察からも一度も連絡がなく、全く情報はありません」
──改めて、盗まれた車への想いを聞かせてください。
「4匹の犬と一緒に安全に移動できて、足回りも良く、スタイリッシュなボディーに一目惚れして購入した車です。また災害時には避難生活でも活用できると思い大きめの車にしました」
──犯人に対してはどんな思いでしょうか。
「愛車を盗まれるのは本当に悔しい。できるなら返して欲しいという思いです」
“顔”よりも“ボディ”にほれ込んだ三原議員は愛車が見つかる日を待ち望んでいる。