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日本の皇室と親しいイギリス人男性にハニートラップ騒動 不倫関係の中国人留学生に中国の政府機関との関係が浮上「複数の名前を使い分ける」

NEWSポストセブン 2024年8月23日 7時13分

 現代の国際的なスパイ工作は、日本の皇室にも及んでいた。皇族と親密な関係を築く要人が人知れず直面していたハニートラップ疑惑。宮内庁騒然、まるで映画のような前代未聞の出来事を、インテリジェンス(※知性を持って情報を収集、分析する活動や組織を意味する。派生して、「諜報活動」や「機密情報」の意味でも使われる)の最前線で活躍する国際ジャーナリストの山田敏弘氏が緊急レポート。【前後編の前編。後編を読む】

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 イギリス中部のヨークシャー地方にあるイギリス第5の都市シェフィールド。2019年10月、秋も深まりつつあったこの地でデートを満喫する一組のカップルがいた。50代の男性は細身で落ち着いた雰囲気の英国紳士で、傍らには30代前半の妖艶な中国人女性が寄り添う。一見、親子にも見えるふたりは2泊3日の“お忍び旅行”を楽しんでいた。

 このイギリス人男性・A氏は、英王室から大英帝国勲章(OBE)を授与されたほどの要人で、経済分野を中心に日本への造詣が深い。実は、宮内庁関係者の間では日本の皇室とも深い結びつきを持っている数少ない外国人のひとりとしても知られている。冒頭の旅行から5年が経とうとする現在、A氏にある重大な疑惑が浮上している。公安関係者が声を潜めて話す。

「皇室に非常に近いA氏の周囲で、人知れずスパイが暗躍する諜報活動の攻防が繰り広げられてきたようなのです」

 8月25日、京都で開催される「国際昆虫学会議」に、秋篠宮ご夫妻が臨席されることが明らかになった。

「4年に1度、世界中の研究者が集まる『昆虫学のオリンピック』と評される同会議で、ご夫妻は悠仁さまが携わった研究のポスター展示をご覧になるそうです。表向きは学会サイドからの願い出ということですが、悠仁さまの晴れの舞台を見届けたいというご夫妻の親心があるのは間違いないでしょう。国民に悠仁さまの受験と絡めて受け止められることも、想定済みのようです」(宮内庁関係者)

 来春、大学進学を控える悠仁さま。本命視されるのが学校推薦型選抜制度(旧推薦入試)を利用しての東京大学への進学だ。今回の国際学会デビューは、この受験にもプラスに働くとみる向きがある。

「受験の準備は着々と進んでいる印象です。この6月、秋篠宮家がルクセンブルク皇太子を招いて、赤坂御用地で夕食会を開いた際、悠仁さまは通訳を交えずに会話されていました。東大受験のカギともいえる英語力も問題ありません」(皇室ジャーナリスト)

 公務として国際親善に励んできた秋篠宮家は、時に英語でのスピーチも披露してきた。巧みな語学力もさることながら、失礼のない正確な言葉づかいをするために、スピーチ内容は英語を母国語とする人に添削を受けてきたという。その役割は「ネイティブチェッカー」と呼ばれている。

「皇族方の中でも特に、秋篠宮さまは信頼を寄せるイギリス人男性にスピーチの添削を依頼しているそうです。秋篠宮家の方々が外国訪問時などに英語でコメントや声明を出す際にも、このイギリス人が、言い回しや原稿を修正するなどブラッシュアップしていると聞いています」(皇室関係者)

 そのイギリス人こそ、冒頭のA氏で、現在も秋篠宮家のスピーチを添削している人物なのである。日本で長く生活した経験のあるA氏は名門ケンブリッジ大学の日本語学科を首席で卒業後、金融業界に身を置き、主に日本の株式市場などを担当していた。その後、外交官となり、イギリス政府の公的な国際機関の駐日代表を務めた。

 イギリスに帰国してからも、現在も日英文化の懸け橋となることを目的とした組織の要職にあり、ロンドンにある在英国日本国大使館のパーティーにも頻繁に招待される、日英関係のキーマンと言ってもいい存在だ。

「伝統的に皇族方の英語添削は、イギリスの政府機関で日本に駐在した経験のある方が担うことが多かったようです。なかでも、秋篠宮さまと紀子さまは在任中のAさんの仕事ぶりをとても気に入り、イギリスに帰国した後もAさんがネイティブチェッカーの仕事を継続して担当することになったのです」(駐日英国大使館関係者)

小室圭さんとも親密関係にある

 宮内庁関係者らの証言によれば、A氏と皇室の交流は15年を超えるという。例えば、A氏は日本で行われた英語スピーチ大会で、ある皇族と一緒に審査員を務め、以降、その皇族が御用地で開くバーベキューパーティーに招待されるなど親しくつきあうようになったという。皇族方の中でも特に親密だったのが、秋篠宮家である。

「秋篠宮さまは、公務で地方にお出かけになった際には、Aさんにお土産を贈ることもあったほどで、よく赤坂御用地で面会され話をする関係でした。Aさんはイギリス帰国後も日本訪問時には秋篠宮ご一家と一緒に時間を過ごし、小室眞子さんや佳子さま、悠仁さまとも一緒に会話を楽しむことがあったそうです。

 時には紀子さまとAさんの夫人を交えてプチフールを食べながらお茶をして歓談されるなど、秋篠宮さまがここまで家族ぐるみでつきあう外国人はAさんくらいではないか。特別待遇の存在だと言えるでしょう」(前出・皇室関係者)

 そんな家族ぐるみの関係から、A氏は皇族方の訪英時の日程なども事前に詳細を知る立場にあった。2012年から眞子さんがイギリスに留学した際には、A氏が行きつけだという、ロンドンのセントジェームズ地区にある上流階級御用達の会員制クラブで夕食を共にしたという。当時、眞子さんのスケジュールやロンドンでの宿泊先などの非公開情報もA氏は知らされていたそうだ。

「眞子さんとの関係は現在も続いており、最近も米ニューヨークで暮らす眞子さんと、夫の小室圭さんを訪ねています。小室家の近況もA氏は詳しく把握しているとみられる。さらに、A氏は天皇家の内部情報にも触れている。例えば、2018年に愛子さまが夏休みにイギリスの名門私立・イートン校のサマースクールへ参加された際も事前に詳細な渡英の情報を知らされていたそうです」(前出・公安関係者)

東大の中国人留学生のまとめ役

 皇族方からの信頼も厚く、イギリスでも国際親善の要職を務め、日本に独自のパイプを持つA氏だが、プライベートでは“ある危機”にさらされていた。話を冒頭に戻そう。

 シェフィールドで旅行を楽しんでいたA氏は妻子ある身でありながら、悠仁さまの進学先の有力候補である東京大学の大学院生だった若い中国人女性・Bさんとの不倫にのめり込んだ。ただし、この美女には、普通の留学生とは違うさまざまな疑念がつきまとう。

「彼女は女優だと言われてもおかしくない美貌の持ち主です。また、これまで見たことがないほど優秀な学生でした。飛び抜けて知的でありながら学歴を鼻にかけず、人当たりがよくて友人も多かった。少し訛りのある日本語や英語が魅力的な雰囲気さえ醸し出していましたね。在学中には、東大の中国人留学生のまとめ役といった立場で、100人近い中国人を招いたパーティーの司会も務めていました」(東大関係者)

 現在30代中盤とみられるBさんは、中国東部の出身で10年以上前に東京大学大学院に留学。しかし、前出の公安関係者はこう指摘する。

「Bは中国の政府機関との関係が強く疑われています。大学に籍を置きながら、彼女は複数の名前を使い分け、留学生の範疇を超えた活動をしていました。例えば、太陽光発電などにかかわるNGOの理事という名刺を使って、経済産業省の官僚や学者などにも接触していたことが確認されています」

 Bさんは、イギリスに帰国したA氏の後を追うようにイギリスに移住。外国人留学生が多くを占めるイギリスの大学に在籍しながら、A氏との関係を続け、秋篠宮家を中心に皇室のさまざまな情報に触れていたとみられる。

 Bさんには不可解な点が多い。彼女は日本やイギリスの大学への留学だけでなく、学費が高額で知られるアメリカの名門ハーバード大学にも留学。さらに頻繁に海外に渡航しているが、その多額の資金の出所は不明なのだという。

「スパイ防止法がない日本では中国人スパイは活動しやすく、いろいろな名前や肩書を使い分け、日本人だけでなく在日外国人もターゲットにして諜報工作を繰り広げています。日本に住む外国人同士ならそれだけで仲よくなるハードルは低くなるからです。A氏のケースも偶然を装いながら接近し、女性であることを全面に出して籠絡するハニートラップの可能性があるとみています」(公安関係者)

(後編へ続く)

※女性セブン2024年9月5日号

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