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《横の席を空けろ!》パワハラ疑惑の斎藤元彦知事、飲み放題の店で「グラス交換制」と伝えられると不機嫌になって…営業時間外の喫茶店には「知事です」と開店を強要

NEWSポストセブン 2024年8月26日 16時15分

 パワハラの疑いを告発する文書をめぐり、その動向が注目される兵庫県の斎藤元彦知事。今年に入って職員2人の死亡が確認されている。県議会が設置した「百条委員会」では8月23日、初めての証人尋問が行われ、県職員6人が出席。一連の疑惑について質問があった。そして、7月31日から同委員会が実施していた、県庁の職員を対象にしたアンケート調査の中間報告も公表されている。

 NEWSポストセブン取材班が現地を訪れると、斎藤知事のパワハラ疑惑や一連の問題については、神戸の街なかでもすでに話題になっていたようだ。市内のタクシー運転手が語る。

「1か月半くらい前かな。県庁の元職員の女性の方なんですけど、『運転手さん、もう1人亡くなったの知ってる?』と言われまして。俺知らん言うたんですが、その後、新聞で出てきたからびっくりしたんですわ。その人が言うてたのは、阪神タイガースのお金集めの件で、職員が色々苦労してたみたいだと。その人の他にも、県庁で働いてる人はパワハラの話をやっぱりされますよね」

 前出のアンケートでは、県庁職員のうち約4割が、斎藤知事のパワハラについて見聞きしたことがあったと回答していることがわかっている。現地で取材を進めると、斎藤知事は職場内のみならず外でも「知事特権」を振りかざしていたことがわかってきた。

 神戸市三宮のある飲食店には、斎藤知事が来店したことがあるという。当時接客をしたという女性店員は、「本当に嫌な部類のお客様でした」と振り返る。

「県知事さんは4人くらいを従えて1年半くらい前にこの店に来ました。飲み放題のコースを注文されていたんですが、『グラス交換制ですので』とお伝えすると、『あ、グラス交換なんだ?』『普通に持ってきてよ』と言って、不機嫌になってしまって。それが理由なのか、突然『知事だから横の席を空けろ!』とも言われました。

 その席には予約が入っていたので断ったのですが、知事は勝手に横にあった予約制の個室に入って、話し合いをしていました。周りの人たちは部下だったのかせかせかと動いていて、知事は真ん中でふんぞりかえっていた」

 

「営業時間外です」に「知事です」と返答

 前述の職員に対するアンケートをみると、斎藤知事はこの他にも飲食店等で知事の特権を利用しようといていたことがわかる。以下は自由記述欄からの抜粋(伏字部分内容は編集部で補足)である。

〈喫茶店に営業終了後に行って、店員から 「営業時間外です」と告げられると「知事です」と返答し、地位を利用して開店させようとした〉

〈パワーハラスメントというより、カスタマーハラスメントだと思いますが…。 当協会事務所が入居している(建物名)1階の喫茶コーナーに、知事ほか数名が入り込み打ち合わせをしていた。

 営業時間が終了しても打ち合わせを続けていたため、店番の女性が、営業時間外なので退席してほしいと声をかけたところ、知事が「自分は知事なのに、なぜ出て行かないといけないのか!」と怒鳴り、店番に対してだけでは気が済まなかったのか、(店名)受付のスタッフにも苦情を言って(店名)を後にした〉

 斎藤知事はなぜ、知事という肩書きをここまで過信してしまったのだろうか。

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