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雅子さま、那須御用邸で“引きこもりのご静養”の異変 「国民との接触を避けられている」との見方も

NEWSポストセブン 2024年8月31日 7時15分

 毎年8月下旬、雅子さまは陛下と愛子さまと共に、那須御用邸でのご静養で英気を養われ、地元関係者や近隣住民らとかかわりを持たれてきた。ところが今年、愛子さまのお姿がなく、また、国民との触れ合いの機会も一切ない、異例のご静養が幕を上げたという──。

 天皇皇后両陛下が毎年夏、ご静養先として選ばれてきた那須御用邸(栃木県那須郡)。御用邸の近隣には、昨年も足を運ばれた「那須どうぶつ王国」をはじめ、かつてのご静養の際に愛子さまと共に訪問された思い出の施設がたくさんある。また、雅子さまは登山愛好家の陛下とおふたりで、茶臼岳や朝日岳などへの登山を楽しまれたこともあった。

「雅子さまも陛下もアクティブなお方で、ご静養期間中には外出をされることが多かった。一般客に溶け込まれてレジャーを満喫される様子からは、飾らないお人柄や、国民との距離の近さが感じられたものでした」(皇室記者)

 しかし今回は、そうしたお姿は見られないかもしれない。那須御用邸でご静養中の予定について尋ねられた雅子さまは、こうお答えになった。

「この中で、歩ければいいかしらと思っております」

 両陛下は8月21日、ご静養のため、那須御用邸に到着された。雅子さまは「車で下の方から上がって参りましたら、途中からずいぶん涼しくなって。ちょうどこの御用地の森に入ったあたりから、涼しくなったような感じがいたします」と話された。

 おふたりでのご静養は実に23年ぶり。愛子さまがご一緒でないのは、愛子さま誕生以降初めてとなった。愛子さまは、今年4月から日本赤十字社(以下、日赤)で常勤嘱託職員として勤務しており、仕事の都合で同行を見送られたという。

「愛子さまは就職が決まった段階で、宮内庁を通して“特別扱いを遠慮したい”という意思表示を日赤側にされたそうです。両陛下のご静養に同行すれば、2週間弱もの間、業務に穴をあけることになります。同僚や上司が働いている中、自分だけ長期休みを取得するという選択肢は愛子さまの中になかったのでしょう」(日赤関係者)

 配属先の青少年・ボランティア課ならではの事情もあったようだ。

「青少年・ボランティア課の仕事内容には、ボランティアの育成や研修といった業務も含まれます。学生の夏休みと重なる7?8月は繁忙期なのです」(前出・日赤関係者)

 愛子さまと離れて過ごされることになった今回のご静養は、例年と異なる点がいくつも見受けられた。

出たくても出られない

 天皇ご一家はこれまで那須御用邸に向かわれる際、東京駅から那須塩原駅まで新幹線を利用された。しかし、今回は車を使われ、皇居・御所から直接、那須御用邸に入られたのである。

「例年通りであれば、那須塩原駅で下車された際、両陛下と愛子さまは、歓迎のために集まった人たちと交流する時間を必ず取られていました。貴重な機会が失われたことは地元関係者にとって残念なことでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 また、地元の議員や企業、農家などから募った希望者による「記帳」も、今回は受け付けがなかったという。

「記帳には両陛下も目を通されるそうですから、直接ご挨拶ができるわけではないものの、楽しみにしていた人は少なくないのです。それが、今回は受け付け自体がないということで、肩を落とした者も多かった。

 また、御用邸近隣への外出の予定もないと聞いています。愛子さまが同行されていないとはいえ、引きこもりのご静養は、これまでとは正反対ともいえる形で、雅子さまのご体調に異変があったのではないでしょうか。まるで国民との接触を避けられているようだという見方もあるほどです」(前出・皇室記者)

 現在、雅子さまは療養中であり、ご快復の途上にある。そのご体調については、6月のイギリス公式訪問の前後から懸念されていた。

「イギリスでは、出席予定の行事には参加されたものの、もともと陛下が単独で臨まれる予定の行事が多かった。昨年6月のインドネシアご訪問には同行しなかった主治医が随行したことも、不安がある表れではないかとみられていました。さらに、ご帰国後の上皇ご夫妻へのご挨拶に遅刻されたことからも、ご体調は万全とはほど遠いのではないかとささやかれていました」(宮内庁関係者)

 8月上旬には天皇家の側近からも、雅子さまのご体調について言及があった。

「宮中行事に出たいという思いがありながらも、ご体調が整わず、御所内でお慎みになったということがあったそうです。併せて、主治医をはじめとした医師団と共に、公表されていない取り組みをされているという説明もありました。側近が雅子さまのご体調に関して踏み込んだ内容を明かすことは珍しく、症状が急変したうえに深刻であるという証左ではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 振り返れば、今年、能登半島地震の被災地を2度も訪問されるなど、精力的に活動されてきた雅子さま。イギリス訪問では行事への出席率こそ高くないものの、高い語学力を生かし、皇后としての責務を全うされた。

「皇后になられてからの雅子さまのご活躍は目覚ましく、特に外国訪問や海外賓客への接遇では本領を発揮されてきました。好調ぶりは国民からも好意的に受け止められ、さらなるご活躍を期待する声も高まるばかりです。ただ、そうしたご自身のご活躍が、少なからず愛子さまに影響を及ぼしていることに、雅子さまは悩まれているのかもしれません」(前出・宮内庁関係者)

 雅子さまへの期待とともに、今年3月の大学ご卒業以降から皇室のご活動に本格的に取り組まれている愛子さまにも注目が集まっていることは否めない。複数の報道機関による調査では、愛子さまを念頭に置いた女性天皇容認の声が8~9割にものぼり、その人気はとどまるところを知らないという。

「愛子さまには皇位継承権はなく、同世代で将来の天皇となられるのは秋篠宮家の悠仁さまです。しかし、皇后として輝かれる雅子さまのお姿に、将来の愛子さまのお姿を重ね、『愛子天皇』への期待をかける国民の声は日に日に大きくなるばかり。ご自身のご活躍によって愛子さまに過度に注目が集まってしまうという、ご快復途上でのジレンマに雅子さまは直面され、気を病まれている側面もあるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 例年以上に静謐な環境の中、雅子さまはご自身の心の揺らぎに向き合われているのかもしれない。

※女性セブン2024年9月12日号

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