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【全文公開・前編】総裁選出馬の小泉進次郎氏、懸念材料となる“ファーストレディー問題” 思想信条には妻・滝川クリステルの存在が見え隠れ

NEWSポストセブン 2024年9月2日 7時13分

 自民党総裁選で、俄然注目を集める小泉進次郎元環境相(43才)。果たして進次郎氏は、次期首相候補としてふさわしいのだろうか──その言動を検証する。【前後編の前編。後編を読む】

 岸田文雄首相が退陣を表明し、10人以上が名乗りを上げる異例の展開となった自民党総裁戦(9月12日告示、27日投開票)。混戦の中で一歩抜け出したのが、9月6日に総裁選出馬会見を開くと発表した小泉進次郎元環境相である。

「すでに立候補に必要な20人の推薦人を確保し、旧派閥の垣根を越えた40人以上の支持を取り付けたともいわれています。派閥解体後、存在感が強まっている菅義偉前首相も裏で支援を表明しており、有力候補の『小石河』(小泉・石破茂・河野太郎)の中でもダントツの勢いです」(政治部デスク)

 若さと知名度は抜群で、44才で初代総理大臣に就いた伊藤博文の最年少記録を塗り替える可能性も指摘されているが、経験の少なさと能力不足を不安視する声は少なくない。

「そもそも彼には閣僚経験が1回しかありません。父の純一郎氏は厚生大臣や郵政大臣を歴任しましたが、進次郎氏が務めたのは環境相という軽量級のポジション。しかも、在任中の言動には賛否両論が渦巻き、中身のない発言が度々批判を浴びました」(前出・政治部デスク)

 環境相時代の進次郎氏の実績のひとつが、レジ袋の有料化だ。

「なぜプラスチック素材が世界中の問題となって取り組まれているのか、そこに問題意識を持ってほしい」

 したり顔でそう語り、施策を推し進めた進次郎氏に多くの国民が振り回された。

「レジ袋が全国の自治体のゴミに占める割合はたった0.4%。焼却しても有害物質はさほど出ないといわれており、プラスチックゴミの削減にほとんど効果がないことは進次郎氏自身も認めていることです。人気取りのために、国民に無駄な負担を強いたと批判され、評価は散々でした」(前出・政治部デスク)

 独特の言い回しで質問を煙に巻く「ポエム」や「進次郎構文」も大炎上した。

「2019年9月に国連気候行動サミットで、『気候変動のような大きなスケールの問題に取り組むことはセクシーでなければなりません』と英語で発言した際は、国内のみならず海外でも物議を醸しました。ニュース番組で、政府が温暖化ガスの削減目標を2013年度比で46%減に決めた理由を聞かれ『おぼろげながら浮かんでるんです。46という数字が』と話すなど、迷言、珍言には枚挙にいとまがありません」(前出・政治部デスク)

 党内では世代交代を求める機運が高まっているが、「人気や知名度だけで一国のトップを選んで本当にいいのかという声は多く聞かれます」と永田町関係者はため息をつく。そしてもう1つ、進次郎氏が首相になったときの懸念材料に挙げられているのが「ファーストレディー問題」である。

 進次郎氏は2019年8月に3才上のフリーアナウンサー・滝川クリステル(46才)と結婚したが、彼女の存在が故・安倍晋三氏を悩ませた妻の安倍昭恵さんのように、進次郎氏の“アキレス腱”になるのではないかと囁かれているのだ。

「官邸で行った結婚会見で、進次郎氏は『クリステルさんといると政治という戦場から離れることができ、寄りかかっていいような、無防備な自分にさせてくれる』とのろけ、その横で滝川さんは不敵な笑みを浮かべていました。

 外で会ったのは会見の日が2度目で、初めての外出は神奈川・横須賀の実家に滝川さんと彼女の愛犬・アリスを連れて行った日だったとか。一度もデートを目撃されたことはなく、電撃的に発表された“できちゃった婚”で、終始滝川さんが主導権を握っているともいわれました」(芸能関係者)

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 滝川といえば、アナウンサー時代から何人もの男性と浮名を流してきた恋多き女性。特に音楽界の巨匠、小澤征爾さんの長男で俳優の小澤征悦(50才)とは、10年近く半同棲状態を続けた。

「女優の杏さんと交際していた小澤さんから“勝ち取った”末の真剣交際だったと聞いています。結婚目前といわれながら別れてしまった原因は、人間関係が複雑な小澤家に溶け込むことができなかったことだとも……。

 滝川さんは会見で、彼の前では『素のままで、ありのままでいられる』としおらしく語っていましたが、普段はクリスチャン・ディオールなどのハイブランドを愛用する彼女が、国内ブランドのワンピースを着て、パフォーマンス的に官邸で会見を行ったことには疑問の声も上がっていました」(前出・芸能関係者)

 2020年1月に第1子が生まれると、進次郎氏は育休を取得してイクメンぶりをアピール。昨年11月に第2子が誕生してからは上の子の幼稚園の送迎だけでなく、食器洗いなどの家事も率先して手伝っているという。

「結婚後、進次郎さんは過去の女性関係や不倫疑惑を取り沙汰されましたが、滝川さんは気に留める様子もなく、女性の交友関係を整理することをアドバイスしたといいます。まるで愛犬に首輪をつけて飼育するように、滝川さんは進次郎さんを自分の色に染めようとしているかにも見えました」(滝川の知人)

 環境相時代から、進次郎氏の思想信条には、滝川の存在が見え隠れしていたという。

「結婚前から動物愛護運動に熱心に取り組んでいた滝川さんは2014年に、犬猫の殺処分ゼロや野生動物の生息域内保全を掲げる『一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル』を立ち上げています。同団体が当初から取り組んできたことのひとつが、シカやイノシシの狩猟に使う鉛弾を水鳥などが飲み込んで中毒死する問題で、当時の環境大臣宛てに書簡も送っていました。

 結婚後、進次郎氏が公の場で『全国で“非鉛製銃弾”への切り替えを進めたい』と発言するようになった背景にも、滝川さんの意向が反映しているといわれました」(前出・政治部デスク)

(後編へ続く)

※女性セブン2024年9月12日号

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