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《SPドラマ『欽ちゃんのスミちゃん』に出演》香取慎吾、心に刻まれた萩本欽一の「考えるな。突き進め」の言葉 知られざる師弟愛と絆を深めた『仮装大賞』

NEWSポストセブン 2024年8月30日 7時15分

《欽ちゃんは僕にとってすごく大きな存在です。大好きです》──親子ほど年齢が離れているが、親友のようであり、師弟関係でもある萩本欽一(83才)を、香取慎吾(47才)はそう表現する。

 8月31日に放送される『24時間テレビ47』(日本テレビ系)のスペシャルドラマ『欽ちゃんのスミちゃん 〜萩本欽一を愛した女性〜』のキャストが発表され、マネジャー役で出演する香取が番組のホームページにコメントを寄せた。

 ドラマで描かれるのは“視聴率100%男”と呼ばれた希代のコメディアン・萩本と、彼を陰で支え続けた妻・澄子さんの知られざる“夫婦の秘話”。萩本を伊藤淳史(40才)、澄子さんを波瑠(33才)が演じることはすでに告知されていたが、香取のキャスティングは放送1週間前まで伏せられていた。

「2016年末にSMAPが解散して以来、香取さんがキー局のドラマに出演する機会は激減していましたが、昨年、ジャニーズ事務所が解体して以降、立て続けに各局で“復活ドラマ”が制作されています。今回のキャスティングには香取さんとは30年来のつきあいで、独立後も応援し続けてきた萩本さんも大変喜んでいるといいます」(芸能リポーター)

 2人の初共演は1994年の『よ!大将みっけ』(フジテレビ系)。愛嬌のある人柄を気に入った萩本は、当時17才だった香取を熱心に指導し、バラエティーの基本や番組の組み立て方などを徹底的に叩き込んだ。

「番組が終わっても、香取さんは萩本さんの著書を持ち歩き、熱心に勉強したそうです。特に“考えるな。突き進め”という萩本さんの言葉は、香取さんの心に深く刻み込まれているのだとか。後に、自分が親しみやすいキャラクターになれたのは萩本さんの教えのおかげだと振り返っています」(前出・芸能リポーター)

 師弟の絆がいっそう強固なものとなったのは、2002年から『全日本仮装大賞』(日本テレビ系)で2人がともに司会を務めるようになってからだった。

「2001年に還暦を迎えたのを機に『仮装大賞』から身を引こうとした萩本さんが、後継者に指名したのが香取さんでした。プロデューサーに『おれを降ろして、慎吾にしてくれないか』と言ったそうですが、慣れるまではとコンビを組んでからすでに20年以上が経ちます」(芸能関係者)

 萩本は過去に何度も『仮装大賞』の司会を降りようとしたことがあったという。

「1985年に充電を理由に全レギュラー番組から降りた際、『仮装大賞』も辞めようとしたが『主役はあくまでも出場者』と考えて司会を続けることになったそうです。2021年の第98回大会では、コロナ禍に収録が行われた会場で突然、『私はこの番組終わり。おしまい』と打ち合わせにない発言をして、出場者や関係者を慌てさせました」(前出・芸能関係者)

 後に“勇退発言”を撤回。今年2月に3年ぶりに番組を復活させた理由のひとつが香取の存在だった。

「萩本さんは信頼する香取さんに番組を託したいと考え、いまも説得を続けています。香取さんは萩本さんが一緒でなければ『やらない』と言っているそうですが、日テレ内では次の100回記念大会を節目に香取さんをメイン司会に据える計画も検討されているそうです」(前出・芸能リポーター)

 復活劇の裏にあった知られざる師弟愛。香取が正月の顔になる日も近そうだ。

※女性セブン2024年9月12日号

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