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【やす子のポストになぜ…】「フワちゃんが1人でやったことに」不適切投稿の謝罪文をめぐる議論の全容 Aマッソ加納「煽ってはない」トンツカタン森本「止めようとした」 所属事務所の見解は

NEWSポストセブン 2024年9月1日 18時29分

 タレントのやす子(25)が『24時間テレビ47』(日本テレビ系)チャリティーマラソンを走り抜ける。そんなやす子をめぐり、フワちゃん(30)がX(旧Twitter)上で、不適切な投稿をしたことで活動休止に。投稿を行なったあの日、何が起きていたのか。なぜその後、事態が悪化しているのか──。

 実は、フワちゃんが公開した謝罪文をめぐり、不適切投稿の場にいた芸人らが所属する事務所もまじえて議論が大きく紛糾していた。NEWSポストセブンは、Aマッソ加納(35)の事務所サイドの1人が、フワちゃんのマネージャーに対して激昂する録音データも入手している。【前後編の後編。前編から読む】

 8月8日の投稿時、フワちゃんは仲の良い先輩芸人のAマッソ加納、トンツカタン森本晋太郎(34)と旅行中だった。芸能プロ関係者が当日の様子について明かす。

「そもそも、きっかけとなったやす子さんのXのポストを最初に見つけたのは加納です。その投稿を見た加納は『この投稿どうなん?』などと口にし、フワちゃんに持ちかけた。加納と長年の友人だったフワちゃんは、“先輩からのフリ”に応えなきゃと、例の文章を作って加納に画面を見せたそうです」

 しかし、フワちゃんが公開した謝罪文には「この2人は本件の投稿については関わっておりません」と、単独で投稿したことを強調する形で書かれている。謝罪文をめぐり、どういった議論が行われたのか。

「謝罪文の素案はフワちゃんサイドが作成したものでしたが、内容について意見が大きく食い違った。どうやら加納から正確な話を聞けていなかった加納の所属事務所が『加納は騒動に直接関係していない』というスタンスを崩さず、謝罪文に当日の経緯を載せることに難色を示した。最終的に『フワちゃん1人がやったこと』『投稿には無関係だったと明記する』という結論になり、あのような謝罪文が世に出されることになった」(同前)

 謝罪文を公開した3日後の8月11日、フワちゃんは騒動の責任を取って活動を休止することを発表した。加納と森本は芸能活動を続けているが、加納は騒動について今も沈黙を貫いたままだ。前出・芸能プロ関係者が語る。

「フワちゃんも加納も“かなり反省している”と仲の良いタレント仲間や裏方から聞いています。結果だけを見れば、あのポスト自体、フワちゃんが考えて打ち込み、投稿したという事実は変わりません。ただ、特に加納はフワちゃんにすべての罪を被せてしまったことに多少なりとも罪の意識を持っているようです。

加納は投稿を「煽った」のか 事務所の回答は

 加納の所属事務所に話を聞くと、やす子の投稿を最初に見つけたのが加納であることを認め、フワちゃんに「この投稿どうなん?」と発言したことについても「確認はしております」と回答した。また「(同社による聞き取り調査では)加納が書き込みを指示したり、投稿を煽った、ということはないと確認しております」と答えた。

 謝罪文をめぐる衝突については「フワちゃんサイドから送られてきた謝罪文章に、事実と異なる内容があった為、『同意できない』とお伝えしました。当社の見解としては、X上の投稿内容に関して、やす子さんの投稿を見つけたことが、今回の投稿における動機になったとは考えにくいと判断しております」と見解を示し、最後に「当方は、今はやす子さんが24時間マラソンという重責を雑音に惑わされず全うされることを応援したいと思います」とコメントした。

 一方、フワちゃんは「大変申し訳ございませんが、こちらからの回答は控えさせていただきます」(マネージャー)と回答。また、不適切投稿が行なわれた際の森本の言動について、森本の所属事務所は「その件(2人を止めようとしたこと)に関しては事実と聞いております」と答えた。ある中堅芸人はこう語った。

「今回の場合、やす子が騒動自体をすでに許しているとはいえ、芸人の間でも『フワちゃん1人に責任を負わせて終わり、という認識では本質的な問題を見落としてしまっている』というような意見の人が多い。たったひとつのSNS上の投稿で炎上し、タレント生命を危うくするケースが最近では特に増えている。そうしたなか、悪ふざけとはいえ、思慮に欠けた言動をとったことについて真摯に反省し、再スタートしてほしい」

  背負う代償はあまりにも大きくなってしまった。

(了。前編から読む)

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