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《カラテカ入江の姿も》大相撲秋場所のマス席に「真っ赤な翔猿Tシャツ」の美女・イケメン集団登場「何か月も準備して今回が初めての試み」と語る

NEWSポストセブン 2024年9月13日 11時15分

 横綱・照ノ富士が初日から休場し、10勝での大関復帰を目指した貴景勝も3日目から休場となったうえに、大関・豊昇龍も4日目までに3敗を喫するなど、序盤から荒れ模様の大相撲秋場所。そうしたなかで何かと話題を振り撒いているのが西前頭筆頭の人気力士・翔猿だ。5日目には、両国国技館のマス席に「翔猿推し」の大集団が登場した。

 今場所の翔猿をめぐっては、ファンの間で「誤審」と大騒ぎになっている一番がある。3日目の琴櫻―翔猿戦だ。土俵際で投げの打ち合いとなり、軍配は琴櫻にあがる。際どい一番だったものの、物言いはつかなかった。

 ところが、NHKの大相撲中継で取組のVTRが流れた際、解説の舞の海が「これは物言いをつけるべきでしたね」と申し訳なさそうに話したように、明らかに琴櫻の手が先についていた。判定は覆らないまま打ち出しとなり、後に審判部では「翔猿の体が飛んで外に出ていた」という見解を示した。

 悔しい思いをした翔猿は、翌4日目に大関・豊昇龍を引き落としで破り、インタビューでは「昨日は悔しい思いをしたので、今日は絶対に勝ちたかった」と答えた。豊昇龍にとってはとばっちりのような形かもしれないが、翔猿が今場所の台風になりそうなことは間違いない。

 そんな翔猿の四股名が入った真っ赤なTシャツを着た美女を5日目の国技館の通路で発見した。記者であることを名乗って「翔猿関のファンですか」と声を掛け、後ろ姿の写真を撮らせてもらったのだが、よく見るとあちらこちらに同じデザインのTシャツを着た美女やイケメンの姿があるのだ。

カラテカ入江が語った「きっかけ」とは

 集団の後についていったところ、1階アリーナの向正面のBマス席あたりに翔猿の四股名が入った真っ赤なTシャツの男女の集団が陣取っている。その数、ざっと50人。20近いマス席が真っ赤な一塊になっている。

 トイレのために席を離れた男性に話を聞くと「翔猿関の個人応援団です。翔猿関の浴衣地のデザインから製作したサプールのTシャツなんです。これまでも何度も応援には来ていますが、これだけの団体で、それもお揃いのTシャツを作って応援するのは今回が初めて。何か月も前から準備していました」と言う。

 応援団の数人に話を聞いたが「誘われて初めて来ました。全員が顔見知りではなく、知り合いの知り合いといった形でつながっています。共通しているのは翔猿関のファンということ」なのだという。

 この日の翔猿の対戦相手は人気力士の若元春。2人が土俵に上がり、赤Tシャツ軍団から「翔猿~」と大声援が送られると、違うマス席から「若元春~」と声援が飛ぶ。応援タオルを掲げながら、両力士への声援合戦に館内から大きな拍手が送られるほどだった。

 取組は若元春が突き出しで勝利。赤Tシャツの集団からは大きなため息が漏れた。西の花道を引き揚げる翔猿に手を振る応援団。翔猿はチラッと目をやって苦笑いしながら引き上げていった。その後はややテンションが下がり気味になってしまったが、打ち出し後は記念写真を撮るなど再び盛り上がっていた。

 その応援団の中に見た顔があった。お笑いコンビ・カラテカの入江慎也だ。周囲と同じデザインの真っ赤なTシャツを着て記念写真を撮っていた。声を掛けると笑顔で写真に応じ、こう話した。

「4年前に“毛塚治虫(手塚治虫のモノマネ)”をやるガリットチュウ福島(善也)が翔猿関の化粧まわしのデザインを頼まれたりしたのがきっかけで、仲間と応援するようになりました。今日は揃いのTシャツを着て初めての応援だったが、負けて悔しい。でも楽しかったです。また来るつもりです」

 そう語り、笑顔で国技館を後にした。力士たちの土俵での頑張りに対して、様々なファンが声援を送り、支えとなっているようだ。

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