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【勝負は10月25日】大谷翔平、悲願のワールドシリーズ初日に水原一平被告の判決 量刑は大谷の意見陳述書次第、厳罰を望むか温情をかけるか

NEWSポストセブン 2024年9月17日 16時15分

 新天地でもキャリアハイを更新する大谷翔平(30才)の勢いが止まらない。

「9月9日(日本時間)にシーズン46本目のホームランを放ち、1度目のMVPを獲得した2021年の本数に並びました。安打数、打点はすでに自己新を更新しており、優勝争いを繰り広げるチームで絶大な存在感を発揮しています」(スポーツライター)

 大谷の悲願でもある世界一を決めるワールドシリーズは10月25日(現地時間)から開幕する予定だが、その日、球界ではもうひとつ注目の出来事が控えている。

「大谷選手の元通訳・水原一平被告の裁判の判決が予定されているのです。水原被告はすでに銀行詐欺などの容疑を認めて司法取引を行っていますが、公開された内容によれば、違法賭博組織の実態などについては語っておらず、そこまでの情報は待ち合わせていなかったことが読み取れます」(現地特派員)

 裁判の過程では大谷の信頼をいいことに、彼の財産を私物化する水原被告の素顔が次々と明らかになった。

「大谷選手になりすまし不正送金を重ねただけでなく、昨年9月には歯の治療費として6万ドル(約930万円)を要求。大谷選手は小切手6万ドルを渡したが、水原被告は彼のデビットカードを無断で使用して治療費を支払った。そして6万ドルはそのまま彼のフトコロに消えた。昨年9月といえば、大谷選手が肘の故障で2度目のトミー・ジョン手術を決断した時期。選手生命をかけた手術に悩む大谷選手から大金をかすめ取っていたのです」(在米ジャーナリスト)

 大谷への弁済や追徴課税として25億円以上の支払いを求められている水原被告。当然、支払いは困難を極める。

「仮に水原被告が自己破産しても免責の可能性は低く、いまも彼をそばで支える妻と一緒に働いても簡単に返せる金額ではない。そこで、一攫千金の方法として囁かれているのが『暴露本』計画です。すでにアメリカでは、水原被告を主人公にした映画の企画も持ち上がっており、関心を呼ぶことは間違いない」(前出・現地特派員)

服役後は日本へ強制退去処分となる見込みの水原被告。最長で禁錮33年とされた量刑は司法取引でどこまで減刑されるのか。そこに大きな影響を及ぼすことになるのが大谷の判断なのだという。

「ここまで事件の核心部分を語ってこなかった大谷選手が“黙っていられない”とばかりに、被害者として意見陳述書を裁判所へ提出する可能性があるのです。内容が公開されるかどうかは未定ですが、事件でどんな悪影響が出たかや、処罰感情について述べることになる。

 現状では7〜8年ほどに減刑されると予想される刑期も、大谷選手が厳罰を望めば重くなる可能性もありますし、逆に温情を願えば軽くなることもあり得ます。水原被告の量刑は大谷選手の“嘆願レター”の内容次第で大きく変わってくるのです」(前出・在米ジャーナリスト)

 自分を裏切ったかつての友へ、大谷はどんな思いを書面に込めるのか。

※女性セブン2024年9月26日・10月3日号

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