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《眞鍋政義氏の不倫・情報漏洩問題》「回答しかねます」バレーボール協会が沈黙を貫く背景、川合俊一会長との“二人三脚の蜜月”

NEWSポストセブン 2024年10月4日 11時46分

 今年9月下旬にNEWSポストセブンが報じた、バレーボール女子日本代表・眞鍋政義監督(61)の不倫・情報漏洩に関する問題。当時、眞鍋氏は直撃取材に「全くない、記憶にない」とし、日本バレーボール協会(JVA)は「事実関係を把握していません」と明確な回答を避けたが、問題発覚から1週間以上が経った今も、協会は沈黙を続けている。取材を進めると、同協会の長である川合俊一会長と眞鍋氏の“蜜月”な関係が浮かび上がってきた──。【前後編の前編】

 まずは、眞鍋氏の不倫・情報漏洩疑惑について振り返ろう。40代女性・A子さんの友人であるBさんは、眞鍋氏が代表監督に復帰した2021年以降、眞鍋氏とA子さんが不倫関係にあったことを証言している。

「家族がいたA子は眞鍋さんと不倫関係になった数か月後、眞鍋さんの『面倒を見る、信じてほしい』という言葉を信じて離婚し、交際を続けていました。

 しかし2023年の秋ごろ、眞鍋さんの女性関係についてA子が疑いの目を向けると、眞鍋さんから連絡が返ってこなくなり、急に知人づてに『解決金について』という一枚の紙が渡された。

 ショックを受けたA子はその後、不安症を発症してしまった。交際当時からA子から相談を受けていたので、オリンピック前に協会の通報窓口に一連の情報を伝えましたが、窓口から返信が来たのはオリンピックの終了後でした」(Bさん)

 兵庫県に住む2人は基本的に県内で逢瀬を重ねていたが、眞鍋氏は女子代表チームの合宿期間中、遠征先である東京や鹿児島にA子さんを呼び寄せ、2人でホテルに宿泊することもあった。問題となっているのは、眞鍋氏がA子さんに代表チーム内の情報を漏洩していた件だ。NEWSポストセブンは、眞鍋氏がA子さんに渡していた代表チームの予定表を入手している。

「眞鍋さんは代表チームのことをしょっちゅうA子さんに話していたそうです。古賀紗理那選手にキャプテンを依頼する際もA子さんに相談していたり、パリ五輪の組分け抽選会の結果もいち早くLINEが来たと話していました」(Bさん)

川合氏と眞鍋氏の「二人三脚」の蜜月

 NEWSポストセブンは9月末、改めて眞鍋氏の行動とそれに関わるコンプライアンス違反について日本バレーボール協会に問い合わせたが、「現在事実関係を認識しておりませんので回答しかねます」(広報部)と答えるのみ。

 日本バレーボール協会はなぜ否定もせず、“沈黙”を続けるのか。その背景には、協会の長である川合俊一会長と、眞鍋氏との“蜜月関係”があるようだ。バレーボール関係者が語る。

「2人は1学年違いの先輩・後輩で、現役時は代表チームで苦楽を共にしました。2007年に川合氏が日本ビーチバレー連盟の会長に就任すると、その後、女子代表バレーチームの監督になった眞鍋氏に『木村沙織をビーチバレーに転向させてくれ』などと度々オファーを仕掛けるなど、当時から“名コンビ”として知られていた。2人はよく会食し、二人三脚でバレー業界に関わってきました。

 眞鍋氏が2021年に代表監督に復帰する直前にも、川合氏のYouTubeチャンネルでコラボし、『これはダメでしょ!?』などと大笑いしながら当時のことや、現在のバレーボール業界について語りあっていました」

 川合氏は眞鍋氏が女子代表の監督に復帰した翌2022年3月に、満を持してバレーボール協会の会長に就任している。日本バレーボール界の功労者ながら、タレント事務所を経営し、さらに自身もタレントや解説者としての活躍していた川合氏の就任は、当時大きな話題を呼んだ。

「今年のパリ五輪は前回の東京五輪と同じく予選敗退に終わりましたが、川合氏は『東京五輪から盛り返すのはものすごく大変だと思ったんですけど、眞鍋監督がチームを立て直してくれた』などと眞鍋氏の手腕を絶賛しています」(同前)

 川合氏は眞鍋氏とA子さんの関係について認識していたのか。日本バレーボール協会を通じて川合氏本人に聞いても、「JVAとして現在事実関係を認識していない件になりますのでご回答いたしかねます」との回答だった。

 しかしNEWSポストセブンは、川合氏が眞鍋氏とA子さんとともに、代表チームの遠征先で会食を共にしていたことをキャッチしている——。後編記事では、取材班が会食の場に訪れてわかった“飲み会”の詳細と、疑惑に関して川合氏が直撃に答えた内容を詳報する。

(後編につづく)

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