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《錦糸町のハプニングバー摘発》「20代男女が昼から乱倫パーティ」女性向け人気セラピストだった経営者による「集客方法」で会員数は2000人規模に

NEWSポストセブン 2024年10月4日 17時20分

 10月2日夕方、東京・錦糸町駅近くのハプニングバー「Nocturne」が警視庁に摘発され、店長の伊佐山達也容疑者(38)が公然わいせつほう助の疑いで現行犯逮捕された。

「店内を不特定多数の客らが見える状態にし、客同士のわいせつな行為をするのを手助けした疑いがあります。会員は2000人規模と見られており、オープンから半年で売上は1250万円ほどあったとか。警視庁の捜査員が店内に突入した際には店内に男女10人ほどがいて、性行為中や全裸だった利用客が連行され、事情を聞かれています」(全国紙社会部記者)

 同店のオープンは今年3月。HPでは以前「当店はいわゆるハプニングバーではございません」と表記されており、あくまでも「大人の社交場」という設定で運営されていたようだ。しかし、実態はハプニングバーだった。「ハプニングバー観光大使」を名乗りSNSで活動を続ける「たぴさん」はこう語る。

「ハプニングバーは通常、夜しか営業しませんが、この店は不定期で12時からの昼営業も行なっていて、2日も昼営業日でした。そのため、摘発があった17時30分頃も利用客がいて、ハプってた人(ハプる=性行為)や裸でウロウロしてた人がいたと聞いています。

 HPでは『ハプニングバーではない』と謳っていたようでが、利用客はソファーなどが置かれたクッションフロアでハプっていて、それぞれの仕切りはカーテンの布切れ一枚だけでした」

「たぴさん」が提供してくれた店内図を見ると、クッションエリアが約半分を占めており、目を引いた。シャワー室やタオル置き場なども確認できる。利用客だった40代女性は同店の特徴についてこう語る。

「毎週金曜日と土曜日は、女性がHPの掲示板に来店予定を書き込むとアマギフ(Amazonギフトカード)1000円分がもらえるといったキャンペーンを行なっていました。それを見た男性は『じゃあ行ってみようかな』ってなりますからね。アマギフで女性客を釣るという手法は、最近のハプバーの集客にとって典型パターンですね。

 もともと、この店のオーナーは他にも錦糸町で飲食店を持っていて、歌舞伎町でもハプニングバーを経営していた人だった。オープン初日から結構な人が集まっていて、年齢層は20〜30代が多かったです」

店長は元女性用風俗人気セラピスト

 ハプニングバーは近頃、摘発が相次ぎ、店舗の閉店も増えている。それにもかかわらず、同店が開店から約半年で人気店になった理由の一つに、店長の伊佐山容疑者の“もう一つの顔”が大きいという声がある。同店を知る関係者が語る。

「伊佐山さんはかつて女性用風俗の人気セラピストでした。顔や施術はもちろん、気遣いがすごいことで評判で、少なくとも人気店3店舗で勤務していたが、どのお店でも予約が埋まっていた。惜しまれつつセラピストを引退した後に、このハプニングバーで店長をすることになり、伊佐山さん目当てのお客さんも多かったと聞く」

 伊佐山容疑者は自身の知名度や、セラピスト時代に培ったと見られる交流を活かしたイベントを企画していた。

「週2日の店休日にいわゆる“裏垢”男子や女子たちに店を貸して、アダルト関係のイベントの場所として利用されていました。普通の飲み会もあったようですが、乱倫なパーティが行なわれることが多かったと聞いています。利用客に若い男女が多かったのもこうしたイベントによるものでしょう」(利用客の30代男性)

 そのため、「目立ちたくない」という他のハプニングバー店舗からの評判は芳しくなかったという。警察も早い段階で捜査に着手していたようだ。

「8月頃から警察官が店の前にいて、店から出てくる客に声をかけていたという話が広まっていて、摘発は時間の問題だと愛好家の間で囁かれていた。店も入り口の扉を開けてすぐ右にシャワー室、左にプレイルームと、セキュリティも何もない空間だったので、安全性を指摘する声も多かった」(同前)

 伊佐山容疑者は「ハプニングバーが好きで、自分でやってみたいと思い店を開いた」と容疑を認めているという。

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