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《真田広之の快挙に沈黙貫く盟友》俳優・時任三郎(66)「個人事務所の代表辞任」「ホームページ閉鎖」の異変、2年間表舞台から遠ざかる現在

NEWSポストセブン 2024年10月9日 16時30分

 自身でプロデュースと主演を務めたハリウッドドラマ『SHOGUN 将軍』が、アメリカのエミー賞で史上最多の18部門で賞を受賞した俳優の真田広之(63)。歴史的な快挙を成し遂げ、世界中から賞賛の声が上がるなか、沈黙を続けているのが真田のかつての盟友・時任三郎(66)だった。

 時任と真田の絆は深い。1983年、時任はドラマ『ふぞろいの林檎たち』(TBS系)で注目を集め、バブル期だった1988年のCM『リゲイン』の初代キャラクターに起用され、そのキャッチコピー「24時間タタカエマスカ」が大流行した。

 1991年、時任は33歳のときに元女優と結婚するが、そのときに合同で“結婚披露宴パーティー”を開催したのが女優の手塚理美と結婚したばかりの真田だった。

「2人は若いころからの友人で、真田さんに手塚さんを紹介したのが時任さんなのです。渋谷のライブハウスで行われた両夫妻の披露宴パーティーには約350人が参加しました。きっかけは時任さんで、『どちらも嫁さんをもらったばかりの似たような状況で、1人なら面倒くさくて何もしないだろうから、一緒にやろう』と真田さんを誘ったそうです。

 司会は陣内孝則さんが務め、会場には中井貴一さん、千葉真一さん、野際陽子さんらも駆けつけました。当日は時任さんと真田さんは互いに歌を熱唱するなど、稀に見る披露宴でした」(スポーツ紙記者)

 双方の夫妻は子宝に恵まれ、家族ぐるみの交流を続けていた。だが、真田はその6年後に手塚と離婚し、渡米。一方の時任は、子育てのために家族でニュージーランドに居を移し、それぞれの道へと進んで行った。

消えた時任三郎の「現在」

 しかし最近になり、ドラマ関係者は「真田さんの輝かしい功績の陰で、時任さんの俳優活動が激減している」と語る。

「時任さんは、2022年に放送された『監察医 朝顔』(フジ系)と同年末に公開された映画『Dr.コトー診察所』の出演以降、表舞台に姿を見せていません。60代で白髪になり、ダンディな存在感を漂わせていたのですが、同映画の舞台挨拶でも、主要キャストながら不在でした。

 昨年、ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』(フジ系)のナレーションを担当しましたが、出演は声のみ。受賞から1カ月が経ちましたが、時任さんから真田さんへのコメントもなく、何かあったのでは? と心配する声が上がっています」

 時任は自身のSNSで、『今日の月の出@東京 寒暖差の激しい今日この頃 みなさま体調にはお気をつけて』などと、月の写真を投稿する日々を送っていたが、それも5カ月間ほど更新されていない。

「写真が趣味の時任さんは、“夕景マニア”“ムーンハンター”を名乗り、美しい月がうつる夜景をSNSでたびたび投稿していました。しかし、時任さん自身の写真を投稿することはありませんでした。ご自身については『オレはだいぶ老けた』などのコメントを記し、40代の頃のドラマの思い出を振り返る写真が投稿されるなど、業界関係者のあいだでは引退を危惧する人もいます」(同前)

 取材を進めると、昨年11月末に、時任が約40年ほど務めてきた自身の個人事務所の代表取締役を辞任していたことがわかった。

「時任さんは、個人事務所の代表を息子で俳優の時任勇気さん(33)に譲りました。事務所の役員からも完全に抜けていて、事務所のホームページも閉鎖されています。一線から身を引く覚悟のようにも感じます。

 勇気さんの名前の由来は、リゲインのCMソングで時任さんが歌った『勇気のしるし』だそうで、父の愛情を受け継ぎ、現在はドラマを中心に数多くの作品に出演していて、父と同じ俳優の道を突き進んでいます」(同前)

 全世界に向けて異彩を放った真田、演技力に定評がある時任が一線を退くにはまだまだ早すぎる。

 

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