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《韓国人女性の性的画像投稿疑惑で大炎上》ナンパ師グループが“非モテ男性”を狙って展開した「情報商材ビジネス」の全貌

NEWSポストセブン 2024年10月16日 18時9分

「スタナン一家」と名乗る日本のナンパ師集団の“韓国遠征”騒動の波紋が広がっている。グループのメンバーが、韓国国内でナンパした女性との性行為を盗撮していた疑惑などが浮上しているのだ。【前後編の前編】

 昨今、SNS上で流行している“ナンパ師”に詳しいライターが解説する。

「『スタナン一家』は全国各地に住む250人もの男性会員によって構成されたグループです。今回炎上したのは、9月末にメンバーの内の38人が3泊から4泊のコースでソウルと済州島を巡る韓国旅行でした。

 メンバーのX上の投稿には、下着姿でベッドに横たわる女性の写真や、女性の声が入った音声データが添付されており、『韓国人グラドル即(注:ナンパ行為において、出会ったその日に体の関係をもつことを指す)www 日本語一言も話せんしホテ内グダ2時間くらいあったけど執念の即』『日本語の「気持ちいい」が韓国語で(チョア)なんだね』などと書かれていた。そのあまりに軽率な行動や女性のプライバシーや尊厳を無視した投稿がネット上で大炎上した」

韓国・台湾メディアで批判の声

 グループの代表・副代表を名乗る人物は10月3日、X(旧Twitter)に「謝罪動画」をアップ。〈韓国人の方の尊厳を傷付けるような発信となってしまいました〉などと「無期限活動自粛」を宣言し、全面的に謝罪したが、その後韓国・台湾のメディアがスタナン一家について次々に報じると、韓国内で批判の声が大きく上がった。

「韓国日報が先陣を切り、韓国の新聞やTVニュースが相次いで報道して反響を呼んでいます。韓国日報の記事では、韓国人の弁護士が『双方の同意がなければ、共有された写真は性暴力処罰法適用対象になる』と厳しく糾弾しました。韓国内の掲示板では『日本人は彼らのような人ばかりではない』という声もありますが、『耐えがたく不快だ』『なぜこんな屈辱を受けなければならないのか』という批判の声がほとんどです」(同前)

 ナンパ師集団を名乗る「スタナン一家」とは、一体どんな団体なのか。NEWSポストセブンは、スタナン一家の内部情報を知る人物A氏に話を聞いた。

X上でナンパの成果を誇示

「『スタナン一家』は現代表B氏が30代で地方から上京し、独自でモテるために努力と工夫を重ねて垢抜けた結果、その努力や知識を情報商材化し“モテ男育成コミュニティ”として、2~3年前に立ち上げたものが発端です。基本的には女性経験の浅い、いわゆる“非モテ”の若い男性をターゲットにして、“モテテク”などを布教している」(A氏、以下同)

 団体は、新たに加入するメンバーからの入会金と会費で収益を得ているという。

「入会のプランは4種類あり、それぞれのプランに応じてサポート内容が変わります。一番安価なシンプルコースの入会金が30万円、最上級のプランだと240万円。それでも、モテを夢見て入会する男性は多かった。実態はよくある自己啓発系のセミナーに近いと思います。

 代表のB氏は、ナンパの舞台として『ストリート、ネット、クラブの3つがある』と説いていて、その中でも最も重要なのは自身のSNSアカウントをカッコよく育てることだとしていました。入会プランによって、SNS投稿の内容を団体が代行して作ったり、プロフィール画像の撮影をより多く行なったりする特典があった。

 SNSを育てることでナンパの成功率を上げると説いていましたが、ナンパ成功体験をSNSで共有させることで『スタナン一家』の名を広め、新メンバーを募るという一面もあったと思います」

 今回炎上した韓国での投稿も、こうした活動の延長線上にあったのかもしれない。後編記事では、A氏が語った入会メンバーの詳細や、団体がメンバーに教えている「不同意性交を回避するためのテクニック」などについて詳報する。

(後編につづく)

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