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キャンディーズ、麻丘めぐみ、岡田奈々…石破茂首相が『週刊ポスト』で語った“私が愛したアイドルたち” 「売れていない時代に一生懸命応援する」のが真骨頂

NEWSポストセブン 2024年10月22日 16時15分

 永田町きってのアイドル好きとして知られる石破茂首相(67)は2020年、『石橋、薪を焚べる』(フジテレビ系)で、タレントの石橋貴明を相手にこう語っていた。

「人間、お金だけで生きているわけじゃなくて、本当につらい時に石橋さんのライブを観て、とんねるずのアレを観て、生きる希望が出る人っているじゃないですか。歌でもなんでもそう。私なんか高校、大学とアイドル歌手の歌を聴いて元気になった口だから」

 日本のアイドル草創期の1971年当時、首相は中学3年生。好きなアイドルの歌は全曲覚え、南沙織や栗田ひろみ、麻丘めぐみのブロマイドを定期券入れに忍ばせていたという。

 本人曰く「入れあげた」のが、レコードデビュー前から注目していたキャンディーズ。「控えめで芯の強そうなミキちゃん」のファンだった。山本一太群馬県知事が参議院議員時代に配信した動画の中で首相は、

「ピンク・レディーが彗星のように登場した時に、不思議と心がときめかなかった。こうやったら受けるだろうみたいなのが感じられてね。だけどキャンディーズ、最初は全然売れなかったんですよ」
「あんまり売れないのに頑張ってる。『8時だョ!全員集合』に出て体操なんかやってたじゃないですか。健気で可愛かったですよね」

 と熱く語っていた。この“判官贔屓”こそ、首相の真骨頂だろう。

『月刊エンタメ』2019年11月号では、《売れていない時代に一生懸命応援すること。それがアイドル好きの真価だと思っている》と発言している。

 かつて首相が「週刊ポスト」に語った饒舌で熱量高い“答弁”とともに、愛したアイドルたちについて送る。

●キャンディーズ(1972年デビュー)
「私の好みは、美人で控えめで芯の強そうなミキちゃん。もう時効だと思うので白状すると、同級生の悪童何人かで、キャンディーズが出ている広告の車内吊りを失敬したことがありました。家に持ち帰っていないので私は主犯格ではありません(笑)。彼女たちは青春の象徴ですね」(2023年8月18・25日号)

●麻丘めぐみ(1972年デビュー)
「お姫様タイプの典型的な『日本人の可愛い子』」(2016年10月28日号)

●栗田ひろみ(1971年デビュー)
「彼女がモデルになったカンパリというお酒の広告を週刊ポストで見たときは衝撃的でした。当時高校1年でしたが、思わず買ってしまった(笑い)」(2016年10月28日号)

●岡田奈々(1974年デビュー)
「岡田奈々が典型ですが、生意気そうでも、『きっといい人に違いない。付き合ったら楽しいだろうな』と思わせてくれる存在ですね」(2016年10月28日号)

●太田裕美(1974年デビュー)
「歌が上手く、自分で曲も作り、しかも、ピアノを弾き語りして、なおかつ可愛い。当時流行っていたフォークとアイドルが融合したような存在でした」(2016年10月28日号)

●岩崎宏美(1975年デビュー)
「江戸っ子らしい話し方が好きで出演するラジオをよく聞いていました。アルバムは全部買いましたが、当時1枚2000円で、プラモデルを買おうか毎回悩んでいました(笑い)」(2016年10月28日号)

●河合奈保子(1980年デビュー)
「『こんな妹がいたらいいんだろうな』と思える存在でした。ビキニの写真を見ると、肉感的なんだけど、不思議と色気を感じさせない。表裏がなく性格がよさそうな、独特の存在感を持つアイドルでしたね」(2019年1月1・4日号)

●柏原芳恵(1980年デビュー)
「カラオケもたまに行きますが、夏になると柏原芳恵の『夏模様』を歌いたくなります」(2016年10月28日号)

※週刊ポスト2024年11月1日号

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