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《2024年ディナーショー戦線》最高額は6万5000円で玉置浩二がトップ死守 大物女優が5.5万円の強気価格に、女王・松田聖子は歌い納めのショー開催 

NEWSポストセブン 2024年10月26日 11時30分

 うだるような暑さの夏が終わりを迎え、過ごしやすい季節になってきた今日この頃。今年も日本を代表するアーティストが名を連ねるクリスマスディナーショーの予約受付が続々と始まっている。クリスマスディナショーでは、お目当ての歌手やタレントをより近くで見ることができ、ファンにとっては外せないイベントの1つ。物価高の影響でチケット価格の上昇が見られた昨年。NEWSポストセブンは独自の調査で「お値段ランキング」を作成。調査を進めると、意外な傾向が見えてきた──。

玉置浩二が最高額を死守

 昨年、6万5000円で「お値段ランキング」の王座に就いた玉置浩二(66)。今年も同額で1位の座を死守した。会場はグランドプリンスホテル新高輪「飛天」。12月23日〜12月25日にかけて行われる6万5000円のチケット(S席)はすでに完売しており、玉置にとってもディナショーは安“心”地帯となっているようだ。

 2位には6万3000円で由紀さおり(77)、3位には6万円で“演歌界の大御所”五木ひろし(76)と昨年とかわらない常連が並ぶ。五木は昨年から2000円の値上げを敢行し、6万円の大台に到達した。値上げの理由を開催場所のホテルに問い合わせると、

「昨今の物価高で食材費などが高騰しており、値上げをさせていただきました。それに加えて、今年は五木さんが芸能生活60周年にかけて6万円というお値段にさせていただきました。往年のファンの方からたくさんの申し込みをいただいております」(ザ・プリンスパークタワー東京)

 とコメント。70周年では、果たしておいくらになるのか!?

のりピーが5万5000円

 今年の注目は「お値段ランキング」5位に急上昇し、ランクインした酒井法子(53)だ。会場は昨年と変わらずホテル日航金沢だが、5万5000円のSS席なるものが新設されている。

「SS席はのりピーとの距離が近いと聞きました。そのほかにもスペシャルグッズがついてきたり、ツーショットが撮れたりとさまざまな特典があるようです。SS席は残りわずかだと聞いていて、のりピーの人気は相変わらず健在ですね」(酒井のファン)

 酒井の所属事務所に金沢で行う理由とSS席新設の理由について問い合わせた。

「石川県は、酒井さんにとって“第2の故郷”と呼べる特別な場所です。県内でラジオ番組を担当するなど、地元との深い繋がりがあります。今年も会場は、昨年と同じホテル日航金沢です。昨年ご参加いただいた方々から、『もっと特別な体験をしたい』『写真撮影ができると嬉しい』という声をいただき、今年はそのご期待に応えるために新しい体験をご用意いたしました」

 普段とは違う特別な体験に、参加者は“マンモスうれぴー”こと間違いないだろう。さらに、今年は平成を彩った有名アーティストたちがディナーショーに参戦する。

 初参戦ながら5万円と強気の価格設定なのは、“平成の歌姫”こと倖田來未(41)だ。自身初となるディナーショーは、札幌から始まり全国6箇所をめぐる。

「フィナーレとなる東京公演は、ホテルニューオータニ東京『鶴の間』で行われます。玉置浩二さんやさだまさしさんもディナーショーで利用する格式高い会場です。チケットもすでに完売しており、相当な手応えを感じているのではないでしょうか」(レコード会社関係者)

 今回のディナーショー開催についてホテルは、

「当ホテルとしても、今年開業60周年を迎える記念の年に、新たな取り組みが出来ることを嬉しく思っています。会場の『鶴の間』は600人ほど収容が可能です。ライブとは一味違い、パフォーマンスの前にお料理をお愉しみいただけるのも、ディナーショーの魅力。ホテル総料理長の豪華絢爛なディナーと、倖田さんの記念すべきデビュー25周年ショーでぜひ特別な一夜をお過ごしください」(ホテルニューオータニ)

 参加者は、美声に酔いしれながら胃袋も掴まれること間違いなしだ。

日程追加の聖子ちゃん

“ディナーショーの女王”松田聖子(62)からも目が離せない。今年は、12月14日から12月17日のディナーショーとは別に、12月29日に「Seiko Matsuda プレミアム ディナーショー2024」の開催が決まっている。

「お値段は5万2000円とクリスマスディナーショーとほぼ同額ですが、注目は、先行販売にて10組限定の『良席確約 宿泊付チケット』の存在です。様々な部屋、価格帯のものがありますが、聖子ちゃんを近くで見られることが確約されているだけあって争奪戦は避けられないでしょう」(スポーツ紙記者)

 クリスマスという枠を超えて、年末にディナーショーを開催する初の試みについて、ホテルニューオータニに問い合わせると、

 「今年の9月でホテルニューオータニ東京が開業60周年ということで、何か特別なことをと考え松田聖子さんにオファーをいたしました。ニューオータニ東京での初開催という特別なショーということもあって、リリース発表直後から非常に多くのお問い合わせをいただいております」(ホテルニューオータニ)

 デビューから44年経った今でも、“永遠のアイドル”聖子の魅力は色褪せない。大物アーティストや新規参入があっても、聖子の季節は不動のようだ。クリスマスディナーショーとは一味違った姿を見せてくれることだろう。

 きらびやかなステージの裏に様々な思惑が交差する年の瀬のディナーショー。お値段や会場を見比べるだけで、今からワクワクが止まらない。

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