日本では直近で女性インフルエンサーなどが、注目を浴びることを目的に、飲食店や公共交通機関で下着を露出してSNSに投稿するケースが増えており、ネット上で批判が殺到した。しかし、海外の炎上はスケールが違う。オーストラリアでは、過激な投稿を繰り返す女性インフルエンサーの“観光ビザ取消し”を求める署名運動が巻き起こっていた──。
批判の的となっているのは、イギリス人インフルエンサーであるボニー・ブルー(25)だ。現地ジャーナリストが語る。
「ブルーはTikTokやX、InstagramなどのSNSでトータル約26万人のフォロワーを持つインフルエンサーです。露出度の高い水着姿を投稿するだけでなく、会員制サイトでより過激な有料コンテンツを販売するといった活動を行っています。彼女は、主に男子大学生などとの行為に及ぶために各地を訪れ、“タダで行為できます”“動画撮らせて”とSNSを通してお相手を募集。その様子を撮影し、自身の会員制サイトで販売し続けていることで厳しく批判されています。イギリスでは今秋、ブルーの呼びかけに応じて何百人もの若者が集まり、人によっては8時間もの行列に並んだといいます」
ブルー自身は、大量の批判を受けても全く堪えていないようだ。イギリスの老舗タブロイド紙『デイリー・メール』の取材に対して、「(学生の)親たちは私に感謝すべき。私は彼らの子どもを助けている」「彼ら(学生たち)の撮影をしているが、明らかに楽しんでいる」と持論を展開した。また、相手が18歳であることは身分証明書でしっかりと確認し、撮影に同意する署名もさせていることを説明した。
オーストラリアではビザ取消し
イギリスを拠点に活動するブルーだが、直近ではオーストラリアで過ごそうとしていたようで、現地の18歳の若者を対象に無料で“交流”する意向を示している。そのため署名サイトを通じて、彼女の観光ビザを取り消すよう求める運動が勃発した。署名サイトでは、以下のような言葉でブルーのことが厳しく非難されている。
「これが18歳の若い女の子を見つけることについてオンラインに投稿している男性であれば、ニュースになり、(活動を)続けることは許可されないでしょう」(署名サイトの日本語訳)
結果的に、ブルーのビザ取り消しを求めるサイトには2万人を超える署名が集まっていたという。一方で、「100人以上の大学生と寝た」といった彼女の言動に嘘があるのではないかと指摘する声もある。
「『今度はお父さんやお兄ちゃんの番よ』として、ブルーの動画には、関係を持った学生たちの父兄とされる人物も登場していました。しかし、この父兄とされる人物らは、実際は別のインフルエンサー男性ではないかといわれています。この指摘が事実であるならば、ブルーの『100人以上の大学生と寝た』といった発言にも疑問が湧いてきます」(前出・現地ジャーナリスト)
過激な言動は全て炎上マーケティングでしかなく、彼女と関係を持った一般の大学生は実際には存在しないのか。
海外ではこの騒動に注目が集まっており、『デイリー・メール』ほか複数のメディアが、オーストラリアの関係当局に取材。直近では、彼女のビザが取り消されたことなどを報じている。グローバル規模のお騒がせインフルエンサーは、さすがに凝りて反省するのか、それとも……?