これまで凜とした女性や悪女役が多かった菜々緒(36)だが、主演を務めるドラマ『無能の鷹』(テレビ朝日系)では一転、パソコンのダブルクリックさえおぼつかなく、コピーも満足に取れないポンコツキャラを演じている。
SNSでは〈ギャップがすごすぎる〉と話題だが、菜々緒を長く知る芸能関係者はこう語る。
「実に菜々緒さんらしい役だと思います。あのビジュアルから“できる女”のイメージが強いのですが、運動神経は絶望的で、漢字を読むのが超苦手(笑)。本人もそれを堂々と公言しており、『人間には向き不向きがある』『できないことはできない』と超然としている。『無能の鷹』については、役作りの苦労がほとんどなかったのではないか」
菜々緒自身、同ドラマの出演に当たって、「自分と似ているところがたくさんある」とコメント。
新たに「ダメキャラ」という才能を開花させた菜々緒だけに、「これからはコメディ作品のオファーが殺到するのではないか」(スポーツ紙デスク)との声も。
喜劇の女王となるか。
※週刊ポスト2024年11月22日号