イギリス出身のボニー・ブルー(25)は、TikTokやX、InstagramなどのSNSの総フォロワー数が約26万人を誇る女性インフルエンサーだ。露出度の高い水着姿を投稿するだけでなく、会員制サイトでより露骨な有料コンテンツを販売するといった活動を行っている。
ブルーは各地で、「タダで行為できます」などと呼びかけて、男子大学生を集めた一件により、“お騒がせインフルエンサー”としてグローバル規模で認知されるに至った。
「ブルーは訪れた先で、主に男子大学生と関係を持ち、その様子を撮影したとする動画を販売しています。イギリスでは今秋、ブルーの呼びかけに応じて何百人もの若者が集まり、人によっては8時間もの行列に並んだといいます。
ブルーによると、相手が18歳以上であることは身分証明書でしっかりと確認し、撮影に同意する署名もさせているそうです。ただ、法律上の成人年齢とはいえ、ティーンの学生を対象に性的な撮影を行うことについて批判が殺到しています」(現地ジャーナリスト、以下同)
オーストラリアで過ごしているブルーが、現地の18歳の若者を対象に無料で“交流”する計画を明らかにしたことで、ネット上の怒りの声は一層燃え上がった。彼女の観光ビザを取り消すよう求める運動が署名サイトで勃発し、11月10日までに2万人を超える署名が集まった。
“ビザ取り消し”報道も「計画続ける」
イギリスの老舗タブロイド誌『デイリー・メール』をはじめとした海外メディアは、ブルーの観光ビザは取り消されたと報じている。しかし、彼女は、同じく過激なコンテンツ販売で知られる女性インフルエンサーとともに“計画”をいまだ遂行するつもりでいるようだ。
「11月12日までにInstagramに投稿した動画で、ブルーは、『11月18日から、みんなを喜ばせる準備ができたわ』と宣言しました。結局ビザは取り消しになっていないのか、それとも何か“抜け穴”を見つけたのか、詳細は不明です」
これだけの批判を浴びながら、なぜブルーは計画を変更しないのか。その一因として、彼女のビジネスにおいて、相手の年齢が重要であることが考えられる。ブルーは、『デイリー・メール』のインタビューで、以下のように語っていた。
「オンラインにおいて、ティーンは最も検索されているカテゴリで、人々はずっと“女子学生”と検索してきました。私は、“男子学生”と一緒にいる人が市場の隙間だと考えました」(インタビューを日本語訳したもの)
“男子学生”にビジネスとしての勝機を見いだし、彼らと一緒に撮影を行うことをひらめいたというブルー。その狙いは当たったようだ。
「同じ『デイリー・メール』のインタビューの中で、現在、ブルーが月に54万ポンド(日本円にして1億600万円以上)を稼いでいることも明かされています。また、彼女は出演した音声コンテンツで、『奔放な女でいると本当に儲かる』と語ったこともあります。
ただ、『100人以上の大学生と寝た』と豪語するブルーですが、そういった発言について疑う声もあります。関係を持った学生の父兄として動画に登場した男性らが別のインフルエンサーではないかと指摘されており、諸々の言動は、単なる炎上マーケティングでしかない可能性もあります」
計画を続けるつもりでいるような言動も、彼女なりの“ポーズ”の可能性があるようだ。11月18日、オーストラリアで一体何が起きるのか、それとも何も起きないのか──?