“いいふうふ”の主演2人が、現実世界でも夫婦に──。ドラマや映画で恋人や夫婦の間柄を演じた俳優たちが、実生活でも結ばれることがままあるのが、芸能界。2024年の秋にも、そんなファンが“胸アツ”になる大物カップルが誕生した。高畑充希(32才)と岡田将生(35才)が11月18日、電撃的な結婚を発表した。
芸歴の長い2人は、過去にそれぞれ別の相手との交際を報じられたことがあった。ただ、2人の恋人関係は、これまで噂にもなっていなかっただけに、ゴールインの事実と合わさって、その衝撃は大きい。
2人は連名で〈いつもお世話になっている皆さまへ〉と題したメッセージを発表。
〈この度、岡田将生と高畑充希は結婚する運びとなりました。
お互い10代の頃にこのお仕事を始め、数え切れない程の素敵な方々や作品との出会い、そしてなによりみなさまの応援に支えられ、ここまで来ることができました。このような報告をさせていただく日を迎えられたこと、とても嬉しく、そして少しだけ緊張しています。
親友のように過ごしてきた私達ですが、これからは夫婦となります。労わりあい、鼓舞し合いながら作品の中で皆さまによりよい姿をお見せ出来るよう、より一層精進していく所存ですので、どうか温かく見守っていただけると幸いです〉とコメントした。
2人は、今年6月から世界配信されたAmazon Prime Videoの連続ドラマ『1122 いいふうふ』にダブル主演。初共演で夫婦役を務めた。2人を知る関係者は「ドラマは昨年10月にクランクインして、撮影を重ねるうちにどんどん仲が深まり、交際に発展。共演から1年が経って、めでたく結婚となりました」と明かした。
ドラマでは、結婚7年目でレス状態、「婚外恋愛許可制」というパートナー公認の不倫もしながら、良好な関係を続ける夫婦を演じた。変わった形の夫婦生活でありながら、劇中では2人で仲睦まじくする場面が多々あった。それゆえ、放送開始当初から、視聴者たちの間ではSNSで《お似合いのカップル》、《どちらも好感度が高くて、穏やかな夫婦役がぴったり》と、自然な芝居が評判だった。
また、作品のPR取材では、岡田は「待ち時間もずっと同じ空間にいたので、キャラクターから離れないまま、インスタグラム(のやり方)を教えてもらったり、一緒にお茶したり。そういう時間が作品にいい影響を与えていたなと、今になって思います」と明かした。さらに、高畑が理想の同居について「家の外で起こったおもしろかったことを共有したい。『うわ、これ、ちょっと帰ってしゃべりたいな』みたいに、共に楽しめるといいですね」と話すと、岡田も「『聞いて!聞いて!聞いて!』みたいにすごく前のめりに来られると、(僕は)『聞いた!聞いた!聞いた!』とか言っちゃいそうだけど、楽しそう。1日に起きた出来事を話し合えることはいいこと」と同意していた。振り返ると、すでに、このころからお互いに現在に至る“結末”を意識していたのかもしれない。
高畑は、2005年に13才で大手芸能事務所ホリプロ主催の「山口百恵トリビュートミュージカル プレイバック part2~屋上の天使」のオーディションに合格。シンデレラガールとしてデビューした。岡田は、翌2006年に16才でデビュー。ともに芸歴約20年で、これまで、高畑は坂口健太郎(33才)、岡田はフジテレビ・鈴木唯アナウンサー(30才)らとの交際を報じられていた。
「高畑さんはこれまでも共演した俳優さんとの“食事デート”が報じられたことがあり、“共演者キラー”などと言われていました。坂口さんとも共演がきっかけでしたが、半同棲生活も囁かれ、本気の恋と見られていました。交際期間は5年以上にもわたり、結婚か──と思われていましたが、2021年までに完全に終わっていました」(芸能関係者)
岡田も約2年続いた鈴木アナと、2023年に入る前には破局していた。「お二人とも、いろんな経験も踏んだ上での30代同士の腰を据えた交際。愛と信頼を着実に育んでいかれたのでしょう」と、前出の関係者は話した。
共演ドラマは、夫婦生活の困難さを描いた作品だっただけに、完成披露会見での高畑は「結婚という強大な敵に“これが現実だぞ、それでも来るのか結婚という領域に?”と言われた感じがして、結婚への尻込みはあった」と吐露。岡田も「毎日の撮影で、“明日も会話だ、明日も会話だ、明日はけんかだ”。結婚したらずっとこんな感じなのか」と、複雑な感想を漏らした。
それでも、ドラマはハッピーエンドの結末。2人も「ずっと寄り添ってくれる存在のありがたさたるや。やっぱ結婚いいな、素敵だなって憧れも感じました」(高畑)。岡田に至っては「70才のおじいちゃん、おばあちゃんになったときに手を繋いで散歩できる夫婦が理想」と、遠い将来にまで思いを馳せていた。
役作りのためとはいえ、一緒に結婚生活を真剣に考え抜いてきた2人だけに、勢いやノリではない、地に足の着いた結婚であることは推察できる。役者としても円熟期に入った2人が、プライベートでも大きな幸せを手にした。