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《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に

NEWSポストセブン 2024年11月22日 7時15分

 中村芝翫(59才)による前代未聞の「実家同棲不倫」が発覚してから半年あまり。“芸の肥やし”となったかどうかはさておいて、妻と愛人の夫を巡るバトルが決着を迎えた。2年半あまりの暗闘の末、ついに愛人を追い出した三田寛子(58才)のSNSには高揚感がにじみ出て──。

 秋が深まり、都心の喧噪もひんやりとした空気に包まれた11月のある日。都内の閑静な住宅街をゆっくりと進む、一台の高級車があった。目的地の瀟洒な邸宅へたどり着くと、車の主は慎重に車体を操りながら、静かに敷地内へと入っていく。一見、何気ない帰宅風景だが、この家にとっては重大な意味を持つ。なにしろ、主である中村芝翫がこの家に戻るのは、およそ900日ぶりのことなのだから──。

「毎日投稿」と宣言し、頻繁にインスタグラムへの投稿を続けている三田寛子。多くは3人の子供と自身の日常風景だが、最近、目につくようになったのが「#芝翫」の投稿だ。

 8月末の芝翫の誕生日には夫婦のツーショット写真を投稿。ふたりが仲よく手を添えるバースデーケーキには、夫の年齢を示す「5」と「9」を象ったろうそくが灯されていた。さらに9月下旬には芝翫と子供たちの母校・青山学院を訪れ、親子が登場する創立150周年記念歌舞伎を観劇したことも報告している。

「ここ数年は不肖の夫を叱咤する場面が多かった三田さんですが、ここまで夫の存在をアピールするようになったのは、彼女を悩ませていた“あの問題”が、一旦の終結を見たからではないかといわれています」(歌舞伎関係者)

 歌舞伎界のおしどり夫婦と呼ばれたのもいまや昔。近年は、梨園きっての艶福家として知られてきた芝翫は、不倫の話題に事欠かず、幾度も女性問題を繰り返してきた。2016年には京都の人気芸妓との不倫交際が発覚。このときは、芝翫と3人の息子の同時襲名披露という晴れ舞台を目前に控えたタイミングの悪さだった。

「芝翫さん一家の所属する『成駒屋』一門のピンチに、三田さんは土砂降りの中、自宅に詰めかけた報道陣の取材に丁寧に応じ、騒動を謝罪しました。その後、『ウチには芸の肥やしはありません』と明言するなど、見事な火消しぶりは“梨園の妻の鑑”と絶賛されました」(芸能関係者)

 しかし、そうした妻の献身も芝翫には届かず、2021年にはハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリー似の美女との不倫が報じられる。このときも三田は「本当にお恥ずかしいです」とため息をつき、夫に代わって謝罪した。不貞を繰り返す夫を見捨てることなく、事態収拾のためにメディアや関係者に頭を下げ続けてきた三田。しかし、芝翫は3度目の“道ならぬ恋”に走る。

「2021年12月、アパレル関係の仕事をする熊田曜子似の一般女性Aさんと、京都のホテルでの連泊密会が報じられました。報道後も芝翫さんとAさんの関係は継続し、2022年5月頃から芝翫さんは生活の拠点を都内の実家に置き、三田さんとは別居状態にありました。さらに、今年春頃からは、あろうことかAさんを実家に呼び寄せ、ひとつ屋根の下で同棲生活を始めたのです。

 皮肉にも、Aさんと暮らし始めてから酒浸りだった芝翫さんは酒量が減り、プライベートでも芸事について熱心に語るなど、精神的にも安定したという評判もありました。また、彼は大の猫嫌いでしたが、彼女のために猫を2匹飼い始めるなど、愛人に心底惚れ込んでいるといわれていたのです」(芝翫の知人)

 この前代未聞の“実家乗っ取り不倫劇”には、さすがの三田も怒り心頭だったという。

「同棲開始直後に、三田さんがふたりの“愛の巣”に乗り込み、『しっかりしなさい!』と怒鳴りつけたこともあったようです」(前出・芸能関係者)

 三田にとっては苦々しくも半ば諦めの境地だったこの2年半あまり。しかし、前述の歌舞伎関係者が語ったように、最近になって、この問題が解決したという。実家からAさんを追い出すことに成功したのだ。

「Aさんの“実家乗っ取り”が明らかになって以降、三田さんに同情する周囲からは、芝翫さんに厳しい声もあがっていました。息子たちにも呆れられ、さすがの芝翫さんもAさんに同棲解消を切り出し、10月にはAさんの引っ越し先にもめどがついた。Aさんは11月の前半までに転居したそうです。もっとも、Aさんは大泣きしてかなりゴネたし、芝翫さんも未練たらたらだったそうですが……」(別の歌舞伎関係者)

「あぁ、役者を辞めたい……」

 芝翫がAさんとの同棲生活を解消し、自宅に戻った背景には、三田のみならず歌舞伎界からの厳しい視線もあったという。

「あまりにも脇が甘く、すぐに不倫関係がバレる“ゆるさ”を、歌舞伎仲間からは芝翫ならぬ『大弛緩』と揶揄されて総スカン。Aさんとの同棲報道に、ある中堅の有名俳優は『もうあの人の顔も見たくない!』と吐き捨てていたそうです。芝翫さんは孤立状態で仕事も減り、周囲から厳しい目を向けられる状態に、『あぁ、役者を辞めたい……』と吐露することもあったとか」(前出・歌舞伎関係者)

 外出もままならず、実家のルームランナーが唯一の息抜きという時期もあった芝翫。

「決定打になったのは、歌舞伎の興行を主催する松竹の激怒でした。同社の幹部が夏頃に『同棲を解消しないなら、しばらくは歌舞伎座に出さない』と芝翫さんに通達。子供たちに大慌てで説得され、芝翫さんは謝罪に行ったそうです。さすがの芝翫さんも反省し、Aさんが同伴予定だった直後の海外公演は、Aさんのチケットをキャンセル。この頃には同棲解消を決意していたのでしょう。

 最近は舞台だけでなく、後進の育成に熱心にかかわるなど、殊勝な生活を続け、その過程で自宅に戻ることになったようです」(前出・別の歌舞伎関係者)

 2年半にも及んだ三田と芝翫の別居生活は、かくして終止符を打った。

「どんなに浮気をされても三田さんが芝翫さんの元を離れなかったのは、彼にゾッコンだったから。結婚後、流産を経験し、絶望感にさいなまれていた時期に、愛情を持って支えてくれたのが芝翫さんでした。彼女はそのときの夫の優しさにいまも感謝しています。夫と“一生添い遂げる”と心に誓い、その誓いをひたむきに守っているのです。

 子供たちや成駒屋の看板を守るためだけではありません。愛する夫のために、使命感を持って必死に家業を守ろうとしている。梨園の関係者の間ではよく知られた話ですよ」(前出・歌舞伎関係者)

 周囲の助けもあって夫の愛人に“がまん勝ち”した三田。妻の献身が夫の心に響くことを願っている。

※女性セブン2024年12月5日号

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