年に一度開催されるアジア最大級の映画祭・東京国際映画祭。10月28日のオープニングセレモニーで、ドレス姿の女優・米倉涼子(49)と腕を組んでレッドカーペットを歩いたのは、俳優・岸部一徳(77)だ。名バイプレイヤーとして知られる岸部がその翌日、世田谷の閑静な住宅街で腕を組んでいたのは、別の女性だった────。【前後編の前編】
「岸部さんは20歳の頃、沢田研二(76)さんらとともにベーシストとしてバンド『ザ・タイガース』でデビュー。“サリー”の愛称で爆発的な人気を誇ると、1975年にはテレビドラマ『悪魔のようなあいつ』(TBS系)で俳優デビューしました。表情の読めないミステリアスな雰囲気が魅力で、冷酷無比な悪役から気弱な中高年役まで、幅広い役柄を見事にこなしました」(スポーツ紙記者)
2012年から放送されているドラマシリーズ『Doctor−X 〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)では、「メロンです、請求書です」のセリフで知られる元医師・神原晶役を務める。冒頭のレッドカーペットは、その集大成とも言える映画『劇場版ドクターX FINAL』(12月公開予定)で、共演し続けてきた主演・米倉とともに歩いたものだった。
晴れ舞台の翌日、岸部がタクシーで訪れたのは、世田谷の隠れ家的イタリアンの店。
夕刻、柔らかい表情でタクシーから出てきた岸部。岸部を追ってタクシーから出てきたのは、ショートカットの女性・A子さんだ。岸部さんを知る人物が語る。
「岸部さんは俳優に転身するタイミングで、1歳年下の一般女性と結婚しています。3人の子供を産み育てた糟糠の妻ですが、実は10年ほど前から別居状態になっている。そうした中で近年、懇意にしている女性がA子さんです。妻と離婚も考えたそうですが、籍はそのままになっているそうです。
A子さんは友人に紹介してもらったそうで、長い付き合いになっている。一緒に旅行に行くこともあると言います。この日はA子さんの誕生日祝いということで会が催されたそうです」
身を寄せて、店内奥の半個室に入っていく2人。待っていたのは友人と思しき2人の男女。ワインを次々に注文した岸部は、顔を真っ赤にして退店した。
その後、岸部と女性は2人でタクシーに乗り、岸部の自宅とは違う方向の駅前で停車。2人でコンビニで買い物をした後、仲睦まじい様子で腕を組み、マンションの一室へ消えていったのだった────。
後編記事では、岸部が周囲に語っていた「達観した人生観」、そしてA子さんについて岸部が答えた一問一答について詳報している。
(後編につづく)