「36歳! まだまだ36歳 健康で、マー君にとって幸せな一年になりますように」──11月、自身のSNSアカウントを更新し、愛する夫の誕生日を祝った妻でタレントの里田まい(40)。
その3週間後、11月24日に田中将大投手(36)が東北楽天イーグルスを退団することを電撃発表し、波紋を広げている。慣れ親しんだ仙台の地を離れる田中投手が向かう新天地に注目が集まっているが、SNSで田中への思いを綴ってきた年上妻は沈黙を続けている──。
日米通算200勝にあと3勝と迫っていた楽天の功労者に待っていたのは、本人が「居場所がない」と明かしたように厳しい契約内容だった。
「今回行われた球団と田中投手の交渉は1回のみ。球団から提示された年俸は今季2億6000万円(推定)だったものが、ベース5000〜6000万+出来高というものに。球団としては3勝して200勝を達成、先発ローテーションを守れば1億には達するような出来高で考えていたようです。
今季は一軍で1試合しか登板できておらず、田中投手も大幅な減額を覚悟していたようですが、ベース1億円は譲れなかったようで、そこに強い抵抗を見せていたようです」(スポーツ紙記者)
田中投手は2007年に駒大苫小牧高からドラフト1位で楽天に入団し、2013年にはシーズン24勝0敗で日本一に導いた。2014年に海を渡り、米大リーグのヤンキースで活躍後、2021年に8年ぶりに日本球界に復帰。強打者を相手に投げ続ける田中投手を影で支えていたのが、2012年に結婚した4歳年上妻の里田だった。
「高校時代を北海道で過ごした田中投手と札幌出身でアイドルとして活動していた里田さんは、番組の共演がきっかけで2009年に交際が始まりました。“まいちゃん”“マー君”と呼び合い、夫婦で渡米した結婚5年目に長男、2019年に長女を授かりました。里田さんは料理が得意で栄養やバランスを考えて田中投手の健康をケアしてきました」(同前)
結婚後、育児と夫のサポートに徹して表舞台に姿を現わすことが減っていた里田だったが、昨年の芸能生活20周年を機に自身が手掛けるオリジナルブランド「THE MINE COLLECTION」を立ち上げるなど、少しずつ活動をスタートさせていた。一方、グラウンド上でもプロ野球選手の“妻”としての顔も見せていいた。
「11月10日に、宮城県仙台市内の運動場で行なわれた未経験や初心者の小学生を対象にした野球教室『マー君カップ2024』が開催されました。複数の企業と地元テレビ局がスポンサーとして協賛していた。田中投手が子どもたちに野球を教えていましたが、現場には裏方スタッフとして里田さんの姿もありました。
里田さんは招待された子どもと保護者の受付をしていましたが、ほぼすっぴん姿で現れた彼女に気づかない人も多くいました。子どもを引率する姿や、膝を折って子どもと同じ目線で“よく打てたねー”と笑顔で褒める様子は、まさに子育てに慣れている母といった雰囲気でした」(参加した保護者)
しかし、田中投手と里田がイベントで会話するシーンはほとんどなかったという。
「唯一2人が近づいたのは田中投手につけられたピンマイクが音をうまく拾えていなかった時に、里田さんが直した瞬間だけでした。イベントにはスポンサー企業の関係者や楽天球団の関係者、球団OBの聖澤諄氏、現役の岡島豪郎、辛島航選手といった2013年優勝メンバーが3人も参加していて、里田さんは彼らに丁寧に挨拶をしていました。あえてイベントに顔を出したのは、すでに田中投手の将来を考えてのことだったのかもしれませんね」(同前)
注目の田中投手の移籍先は、前出のスポーツ紙記者によるとセ・リーグの在京球団が有力視されているという。
「田中投手の現在の状態を知っているパ・リーグは獲得を見送りそうです。海外FAで菅野智之投手の流出が濃厚の巨人にとって、潤沢な資金で田中投手の200勝興行ができるなら球団としても美味しい話ですが、不透明な状況です。
実は数年前から田中投手は仙台で単身赴任生活を続けており、里田さんは子育てのために東京に拠点を移しています。家族との時間や里田さんの芸能活動、引退後の将来などを考えると、在京球団を中心に移籍先を探すことになりそうです」
日米通算197勝の“神の子”は来季、どの球団のユニフォームに袖を通すのか。