都内の繁華街近くにある医療機関は、どこにでもある「町の診療所」といった風情だ。11月下旬の午後、その医療機関の待合スペースが、ものものしい雰囲気に包まれた。
「出入り口に複数人の男性が立って、あたりを警戒し始めたんです。その後エスコートされるように順に入ってきたのは、Number_iの3人でした。帽子をかぶってマスクをつけて、うつむき加減でしたから、何かあったのかと驚いて心配になってしまいました」(居合わせた人)
今年1月1日の“デビュー”からギリギリ1年未満で、Number_iが大舞台に立つことになった。11月19日、平野紫耀(27才)、神宮寺勇太(27才)、岸優太(29才)の3人が、大晦日の『NHK紅白歌合戦』に出場することが発表された。King & Princeのメンバーとして出場した2018年以来、2回目の“初紅白”だ。
「結成当初から、3人の中では“もう一度紅白に出たい”という思いが強かったといいます。今年3月、グループ初のテレビ出演にもNHKの音楽番組を選んでおり、当初から相思相愛でした」(音楽関係者)
元日にデビュー曲『GOAT』を配信したのを皮切りに、4月には米カリフォルニアで行われた世界最大級の野外音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」に出演。音楽活動にとどまらず、11月には人気スキンケア商品「雪肌精」のグローバルブランドミューズに3人揃って就任するなど快進撃を続けている。
「10月からは全国7都市をめぐるツアーの真っ最中で、ラストを飾るのは12月26日のさいたまスーパーアリーナです。紅白はリハなどを含め、本番の数日前から準備が始まります。今年の元日から大晦日まで、まさに走り続ける再デビュー年といえます」(前出・音楽関係者)
ハードスケジュールをこなすためには、日常的に体のメンテナンスを行うのは必要不可欠なのだろう。冒頭のように、多忙を極める3人が仕事の間隙を縫って直行したのは、都内にある医療機関だった。
パートナーシップを結んでいるルイ・ヴィトンのキャップとシャツを身につけた平野は、チェック柄のブラックのジャケット姿。岸は、ブラックのパーカにニューヨーク・ヤンキースのキャップをかぶり、神宮寺は、ニット帽を目深にかぶってスケートボードブランド・スラッシャーのパーカを合わせていた。
「何か大きな病気が見つかったとか、そういうことではないようです。3人が揃うタイミングで、インフルエンザの予防接種を受けに行ったみたいですね。これから年末年始に大きな仕事もあるし、体調を崩して出演キャンセルなんてことになったら一大事ですから。紅白もそうですが、たくさんの出演者やスタッフに囲まれる状況が続くので、もしものことがないようにと注意を払っているようです」(芸能関係者)
徹底した体調管理のもと、Number_iはステージに立ち続ける。
※女性セブン2024年12月12日号