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《総フォロワー500万人のインフルエンサー》なな茶がイベント“ファンの大量ドタキャン”に怒りの告白「すべて出禁にさせていただく」「“グラビアなんかしてるから”と心無いコメントも」

NEWSポストセブン 2024年11月30日 11時15分

「イベントのドタキャン多すぎじゃない? 私に仕事やめさせたいの?」──自身のXのサブアカウントで悲痛な思いを綴ったのは、グラビアアイドルで総フォロワー数500万人のインフルエンサー・なな茶(27)だ。なな茶と言えばTikTokに投稿した豊かなバストを揺らす大胆な動画が3500万回再生と大バズり。7月に芸能事務所「Clara Production」を設立し、インフルエンサー向けのSNS指導を行なうなど経営者としても活躍している。

 そんな彼女は11月17日、自身の出身地である静岡県で行われた浜名湖ボートレースの無料イベントに出演した。しかし、抽選で10倍の確率のなか当選したにも関わらず事前の連絡なくドタキャンしたファンが多数いたことで冒頭のようなツイートがなされたのだという。なな茶が当時の心境についてこう話す。

「私は地元が大好きで、名前にも静岡名産である『茶』を入れたくらい思い入れがあるんです。今でこそ総フォロワー500万人を超えましたが、私は両親が離婚し、幼少期から父子家庭で育ちました。

 当時は貧乏だったので、認定保育園や父子手当などで静岡県浜松市には大変お世話になりました。今でも浜松市には感謝の気持ちが大きく、大人になり『地元を盛り上げて恩返しをしたい』と思うようになった。2023年には浜松の観光大使に就任することができました。今回の浜名湖ボートレースのイベントは、大好きな地元で行なわれるということもあり、いつもよりもさらに強い気持ちでのぞみました」(なな茶、以下同)

「今でも許すことはできません」

 しかし、当日になり無断でキャンセルする客が出てしまった。

「久しぶりのイベントで、ファンの方に会えることをとても楽しみにしていました。いろんなところでお話ししていますが、私は結婚するならファンの方としたいと思っているくらい、大切に思っているんです。

 また、私の所属事務所は、自分自身も代表を務めているので、お仕事は自分の足で取ることが多い。今回のお仕事も、2年もの時間をかけて父と何度も足を運んで営業をし、やっとの思いで獲得した本当に大切なお仕事でした。だから、怒りというよりはとても悲しい気持ちになりました」

 そう語るなな茶の目からは、SNSで見せるいつもの笑顔は消えていた。

「正直な気持ちをお話ししますと、無断でキャンセルした人たちのことを今でも許すことはできません。季節の変わり目なので、当日に体調崩してしまった方もいらっしゃるでしょうから、キャンセルの連絡をしてくれた方については何も言うつもりはありません。“無断キャンセル”が本当に許せないのです。

 イベントの約1週間前には、再度確認のメールを送っていましたし、『忘れていた』は通用しないかと……。今回はたくさんの応募の中から抽選で当選した方のみで、倍率は10倍でした。本当に行きたかった方がたくさんいらっしゃいましたし、人数分のお弁当とプレゼントも用意して、ファンの方が来てくださることを楽しみに待っていました。このイベントのために前から準備してくださっていたスタッフさんのことを考えると、本当に心苦しかったです」

 無断でキャンセルをした客については、今後どのように対応していくのだろうか。

「そうですね……。厳しいかもしれませんが、今回、無断キャンセルをされた方は今後、私のイベントを全て“出禁”にさせていただこうと考えています。無料のイベントを行なう場合は、前入金制にして帰りに料金をお返しするようにしようかなとも考えています」

「心ない言葉」も寄せられた

 ファンを大切に思う気持ちが強い彼女にとって、苦渋の決断だったことだろう。そして、今回の投稿には、様々な声が寄せられた。

「今回起こったことをそのままXに投稿したところ、120万を超えるインプレッション数となり、励ましのお言葉も多くいただきました。ですが『インフルエンサーだから』『グラビアなんかしてるから』『ドタキャンされるくらいの価値』と、心無いコメントを送ってきた方もいました。

 では、飲食店や宿泊施設に『安い店だから』『僻地に宿があるから』という理由で無断キャンセルは許されるのでしょうか? 私が声をあげて発信することで、世の中に蔓延る無断キャンセルが少しでも減ると嬉しいです」

 スマホで簡単に予約ができる時代になった反面、こうしたキャンセルトラブルは後を絶たない。イベントを頻繁に開催するタレントにとってはシビアな問題のようだ。

 ◆取材・文/佐藤ちひろ(ライター)

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