2021年12月18日、35歳の若さで亡くなった神田沙也加さんの訃報から3年が経った──。
「SNS等は今後も可能な限り神田が遺したままの状態で継続したい」という事務所の意向で、神田さんのSNSには現在も多くのファンにとって心の拠り所となっている。
《この日になるといつもここに来てしまいます》《今日で三年経つんだね あなたの歌声あなたの笑顔いつまでも大好きです》《沙也加ちゃんのことがずっと大好きです》などといったコメントが寄せられている。
神田さんは舞台の公演中、札幌市内の宿泊先のホテルで倒れているところを発見され、死亡を確認。父・神田正輝(73)と母・松田聖子(62)を両親に持つ神田さんの急死に日本中が悲しみに包まれた。
生前、神田さんは俳優の前山剛久(33)と交際していた。彼女の死後、前山は《神田沙也加さんと真剣なお付き合いをしており、将来を見据えたお話もさせていただいておりました》と、公表。しかし、結果的に芸能界を離れる結果となった。
「当時、前山さんが沙也加さんに対して心無い言葉で罵倒していたことや二股疑惑が複数のメディアで報じられ、批判が殺到しました。その後、心身の不調のため活動を休止して、2022年6月末で所属事務所を退社し、芸能活動を休止しました」(スポーツ紙記者)
今年2月に前山が自身のインスタグラムのアカウントで復帰宣言をすると、コメント欄には厳しい声が殺到。予定されていた11月の復帰舞台『ある日の通り雨と共に』は、女優が出演を辞退し、『安全性の確保が困難になった』との判断で上演中止が発表された。
また、10月9日にはYouTubeとTikTokアカウントを立ち上げ、『盗撮男』『不倫され男』『デスペラード教』などのショート動画を投稿したが、批判が相次ぎ3本の動画は削除された。
「今年9月には『週刊女性』のインタビューで、沙也加さんのマネージャーに『お墓の場所を教えてほしい』と連絡したものの、返事がなかったことを明かしていました。俳優復帰の道は険しく、俳優以外のジャンルでの活動も模索しているようです」(同前)
死後3年を前に「今の前山」が思うこと
NEWSポストセブンは前山に現在の心境について取材を依頼。すると、以下のように本人からコメントが寄せられた。
「この3年間は、とても辛く悲しい日々でした。(私に)批判的な意見があることについてですが、私が犯罪行為をしたという証拠や事実はいっさいございません。この点についてご理解いただければ幸いです。
お墓参りに関しては、現在まだ叶っておりませんが、いつか実現できることを願っております。
また、私のSNSでの発信や人前に出る行動が、世間や神田さんのファンの皆さまに否定的に受け止められる可能性があることは、十分に承知しております。そのため、今後の活動については慎重に検討していきたいと考えております。
私自身のファンの皆さまには、これまで変わらず応援していただいていることに深く感謝しております。応援してくださる方々に少しでも恩返しができるよう、何か特別なサービスをご用意できないかと現在考えています」
沙也加さんが天国へと旅立って3年。ファンの心の中には今も彼女の笑顔と歌声が生き続けている。前山が元恋人の墓前で手を合わせる日が来るのだろうか。