Infoseek 楽天

【旭川女子高生殺害】駅裏で売春のために立っていた少女たちは今…内田梨瑚被告(22)の逮捕で変わった繁華街「サンロク街」の現在、警察が本腰入れるもキッズたちはSNS使って“買う男”探し

NEWSポストセブン 2024年12月22日 11時15分

 今年4月に北海道旭川市で発生した、観光名所でもある神居大橋から留萌市の女子高生が川に転落死させられた事件。殺人と不同意わいせつ致死罪などで起訴されている旭川市の無職・内田梨瑚被告(22)について各メディアが報道すると、その強烈な個性に多くの注目が集まった。

「被告は女子高生を全裸にして動画を撮った上で、橋の欄干に座らせて『落ちろ』死ねや』などと言って川に転落させて、殺害した罪などに問われています。その動機は、被告がラーメンを食べている姿を被害者がSNSに無断で使ったこととみられています。

 内田被告は、女子高生を橋に連れて行くまでに、車に監禁したり、暴行したりもしていた。なぜ、これくらいのことで、被害者は怖い思いをした上で、命まで落とさなければならなかったのでしょうか。

 共犯者の当時19歳だった小西優花被告(20)の裁判員裁判が先行して、来年2月に行われる予定です。小西被告の弁護人が会見して、事実関係を認める方針が明らかになっていますが、詳細の判明が待たれます」(北海道事件担当記者)

 内田被告の人物像についてはNEWSポストセブンも複数回にわたって報じてきた。そこで見えてきたのは、被告の性欲の強さや、旭川市随一の繁華街として知られる通称「3・6(サンロク)街」に集う未成年者“サンロクキッズ”を引き連れて遊んでいたことだ。

「リコはよくSNSの投稿をしていましたが、その写真の多くが強い加工をしたものでした。彼女の男好き……というか性欲はすごくて、誘われたら誰とでもやるような子です。周りから尊敬されるような強そうな男や先輩には、自分からグイグイ行っていた」(内田被告の知人女性)

 この他にも同性愛者の男性に対して「女だと思うから無理なんだよ。ただの穴だと思えば出来るでしょ」などと言っていたという証言もあった。さらに、サンロク街から徒歩圏のJR旭川駅近辺で“立ちんぼ”をする若い女性の“元締め”のようなこともしていたという。

「サンロク街では、未成年の飲酒や喫煙、売春や違法薬物などが蔓延していることが大きな問題になっています。内田被告がここで飲み歩いていたことが報じられると、事件以降、警察はバーなどさまざまな店に抜き打ちで入るようになりました。警察としても身内である刑事の一人が被告と不倫していたことも発覚し、何もしないわけにもいかなくなったのでしょう」(サンロク街・飲食店関係者)

 では、サンロク街の治安はよくなったのだろうか。

「警察が抜き打ちでいくつもの店に入りました。なので、堂々とバーで飲む中学生、高校生は減ったと思いますね。でも彼ら彼女らは、カラオケボックスに買ってきたお酒を持ち込んで飲んでいるようなんです。なので結局は、根本から改善されたわけではないんです。

 駅の裏で立ちんぼをしていた子供たちは、そこからはいなくなりましたが、SNSを使って売春しているようです。自分の裸の写真とかを送ってね。それを鼻の下を伸ばしたサラリーマンが買春しているんですよ」(同)

 別の飲食店関係者も口を揃える。

「“キッズ”たちが出入りしている店は減ったとは思いますが、まだ数件ほどキッズたちの溜まり場になっている店はあるようです。若年層の薬物使用の噂も絶えません。すべてを根絶やしにするのは難しいかも知れませんが、警察には怪しい店すべてに介入してもらい、この街全体がもっとクリーンな場所になってほしいです」

 裁判では、女子高生殺害の事件だけではなく、内田被告がこの街でどのようなことをしていたか、その一端も明かされるだろう。

この記事の関連ニュース