10月27日に投開票が行われた衆議院議員選挙で、東京26区から無所属で立候補していた東大卒の医師、田淵正文容疑者(66)らが、公職選挙法違反(買収約束)の疑いで、11月30日に逮捕された事件。
「逮捕されたのは田淵容疑者と、選挙活動を共にしていた運動員の小林繁容疑者(37)の2人。彼らは共謀の上、複数の運動員に時給1500円で、選挙運動の報酬を支払う約束をした疑いが持たれていた」(全国紙社会部記者)
選挙活動期間中、注目を集めたのは露出の多い女性スタッフの活動だった。
「田淵容疑者のビラ配りなどを手伝うボランティア女性たちの服装がSNSにアップされ、物議を醸していました。膝上30センチ以上ありそうな超ミニスカートを履いた女性は、もはやヒップの下半分が見えているような“半ケツ”状態。
スタッフの中には、現役のセクシー女優やグラビアアイドルもいまいた。ショートパンツに編みタイツで選挙カーによじ登るスタッフもいて、ネット上でも批判が相次ぎました」(同前)
NEWSポストセブン取材班は選挙活動期間中だった10月25日当時、中目黒で街頭演説をする田淵氏と、選挙スタッフに直撃している。田淵氏はスタッフの際どい服装について、「(女性たちは)服装はそれぞれの判断で着てきたということですね」などと弁明。
一方、テンションが高かったのは女性陣だった。田淵さんの共感する政策について聞くと、セクシー女優・Xさんがこう答えたのだ。
「いろいろ体の中を見ているお医者さんなので、いつも“開発”されてるんじゃないかなとか。私もぜひ“開発”してほしいなって思いです。私のを見てもらいたいですね」
“開発”の真相やいかに——ビラ配りに参加した別の女性が語る。
「私が知る限りでは、田淵先生が“開発”というような行為をしているところは見たことがないです。選挙応援の時にも、ミニスカートのスタッフに『寒くない?』と声をかけるほどで、その点においては紳士な人だった印象を受けました」
女性陣に露出の多い服装を頼み込んだり、際どい写真をSNSに上げたりをした人物は、共に逮捕された小林容疑者だったという。
「小林さんはもともとセクシー女優の人たちと繋がりがあって、1500円の時給があるとしてその界隈のボランティア女性をたくさん誘った。『ガンガンバズらせようよ』と猫耳のカチューシャをつけさせたり、『これ、通行人の人が覗き込んじゃうんじゃない?』とミニスカートの丈をもっと短くするよう煽っていた。“開発”まではいかないまでも、この小林容疑者のプロデュースのせいで、ああいった写真が拡散したといっても過言ではないでしょう」(ビラ配りに参加した別の女性)
肝心の選挙は、5人中最下位で落選していた田淵容疑者。アピールするよりも、協力者を管理するほうが大切だったのかもしれない。