歴代最長となる5年超にわたって自民党幹事長を務めた大物政治家、二階俊博氏(85)の三男・伸康氏(46)の不倫スキャンダルが発覚。週刊ポストの取材で、伸康氏が妻子ある身でありながら、30代女性・A子さんと“隠密不倫旅行”を楽しんでいたことがわかった。
銀座のバーのオーナーママであるA子さんは、芸能事務所に所属し、モデルとして活動した経験を持っている。170センチ近い高身長が目を引く菜々緒似のスレンダー美女だ。
8月下旬のある日、伸康氏は和歌山県内の催しで支援者回りを終えた後、道中で白いノースリーブのワンピースを着て、清楚な雰囲気のA子さんと合流すると、ふたり一緒に広島へと向かった。
並んで原爆ドームを見学し、夜は同じデザイナーズホテルに入室。翌朝チェックアウトしたふたりは、広島駅で解散。人目を気にしているのだろうか、デート中、伸康氏がホテルの前に止まっていた車両の中をのぞくような動きを見せる場面もあった。
ほかにも取材班は、石破茂首相が選挙応援で和歌山県入りした10月20日、石破首相のそばに立つ伸康氏を見つめるA子さんの姿を確認している。この日、A子さんは、伸康氏が自宅とは別に所有する和歌山市内のタワーマンションに宿泊した。
本誌・週刊ポストの直撃取材に対して、伸康氏は、A子さんと親密な関係であることを認めつつ、「正直申し上げまして、今の妻とは離婚協議の最終調整中なんです」と説明した。後日、事務所からの文書回答では、〈(妻と)離婚の合意をしている〉としたが、8月の旅行の時点で離婚に合意していたかについては回答していない。
なぜ広島で“デート”をしていたのか
旅行で訪れた広島には、A子さんの実家がある。なんと伸康氏との関係は、“両親公認”のようだ。取材に対して、A子さんの母は驚いた様子で、「あっ、(交際は)知ってますよ」と答えるも、詳細を尋ねると、「あー、まだちゃんとしたわけではないので」と話を切り上げた。A子さんの父も「(話すのは)難しいですね」とし、広島旅行の際に伸康氏と会ったのかを質問すると、「それも含めて何も言えない」と繰り返した。
伸康氏も直撃取材に「真剣なお付き合い」と何度も口にしたが、その姿勢は理解を得られるのだろうか。地元政界関係者が言う。
「正直、選挙期間を通じて地元支援者にも明かさない関係を続けて、真剣な交際だと言われてもね……。選挙の間も、大苦戦なのに奥さんが手伝いに来ないのはおかしいという話になっていたが、まさかこんなことになっていたとは。
そりゃあ周りに隠しながらの交際で相手の女性に引け目を感じ、申し訳ないと思って相手の実家のある広島まで行ったんでしょう。だけど、そんな重要なことを隠して選挙を戦ったことが明らかになって、次も支援が受けられると思っているのだろうか」
伸康氏は10月の総選挙で父・俊博氏の地盤を引き継いで立候補するも落選している。直撃取材で今後の政治活動について問うた際は、以下のような回答だった。
「皆さんのご意見を聞いて回りながら。政治や選挙って一人でできることではないので、皆さんのご意見を賜りながら(判断したい)と思っております」
どうやら国政を全く諦めていないようだが、通り一遍の説明だけでは、もう有権者の理解は得られないのではないか。