12月9日に雅子さまが61歳の誕生日を迎えられた。各皇族は雅子さまがお住まいの皇居へ挨拶に向かい、そのなかには秋篠宮一家の姿も。その際、一家は「半蔵門」を使用し皇居へと向かったのだが、この半蔵門の使用について、一部の皇室ウォッチャーからはSNSで批判の声が上がっていた。
〈秋篠宮家に半蔵門を使用させる伝統破りの経緯を宮内庁は説明せよ! 半蔵門を使えるのは天皇、皇后、皇太子一家のみ! 他の皇族は乾門!〉
秋篠宮家が半蔵門を使用することは不当行為であるのか。宮内庁記者はこう話す。
「秋篠宮さまは内廷皇族ではありませんが、皇嗣殿下となり、いわば、皇太子同等の待遇という意味合いを持っています。そのため飛行機はチャーター機を利用、車の走行は信号を止めてもよいことになったのです。いまは秋篠宮さまが皇居を訪れる際、半蔵門を用いてもまったく間違いはないですし、宮内庁が注意することはありません」
秋篠宮家の半蔵門使用は問題ない
ただし半蔵門の使用に際しては決まりもあるという。
「皇嗣殿下、皇嗣妃殿下の立場、佳子さま、悠仁さまが半蔵門を用いるには特別な行事、公の内容の場合によるというのが基本でしょう。最近では、悠仁さまの成人のご報告、雅子さまの誕生日へのご挨拶などがありましたが、それらは特別な行事のため問題なかったということです。
それが今後、私的に半蔵門を使うとなると、誤解を生じる可能性が出てしまうことになるかもしれません。たとえば、悠仁さまが昆虫採集、研究のために皇居を訪れるときに半蔵門を用いてしまうと問題になってしまうかもしれません」
宮内庁に半蔵門の使用について聞くとこう回答があった。
「半蔵門は、皇居諸門の一つであり、同門を通行するのは、内廷皇族の方に限られるものではありません」
問題がないということだろう。皇室のしきたりは時代とともに変化もある。宮内庁は、常に国民にわかりやすいメッセージを送り続ける必要があるといえそうだ。