アイドルとそのファンという関係から交際に発展し、年の差27歳でゴールインした“みつとも”夫婦。結婚5年目を迎えた夫の光雄さん(50)と妻の幸巴(ゆき・ともえ、23)さんは、2024年11月に第1子妊娠を発表した。登録者80万人を超えるYouTubeチャンネル「みつともチャンネル」で夫婦の日常を発信するなかで、心ない声が押し寄せたこともあったという。【前後編の後編。前編から読む】
──今でこそYouTubeチャンネルなどが人気を集めていますが、結婚を発表したときは「気持ち悪い」など誹謗中傷が殺到したそうですね。
巴「いろんな意見があって当たり前ですが、けっこういろいろありましたね……。私たちのような年齢差がありえないと思うなら、自分がそういう結婚をしなきゃいいだけでしょう。当時はけっこう傷つきましたが、SNSで活動しているうちにどんどん慣れて鉄の心になりました!」
光雄「やっぱり当時の巴は元気がなかったですし、泣いたりもしていましたね。(SNSでは)いろんな言葉をぶつけられましたが、これで僕たちが幸せな結婚を続けて成功したら、“ほら見たことか”じゃないですか。僕としては、好きに言わせておけばいいと思っていました」
巴「このごろは、『結婚当初はアンチでしたが、動画を見ているあいだに素敵な夫婦だと思うようになりました。あのときはごめんなさい』みたいなコメントがけっこう来ます(笑)」
──「若い女の子を洗脳して結婚した」のように邪推する声もありましたが、もともと巴さんのほうがファンの光雄さんを好きになって告白したわけですもんね。巴さんは光雄さんにベタ惚れで、かなり束縛が強いと聞きましたが……?
巴「GPSでお互いの位置が常にわかるようにしています。あとはパスワードをおそろいにしていて、相手のスマホをいつでも見ていいことにしています」
光雄「結婚するまでは大分と京都で遠距離恋愛だったので、できるだけ巴が不安にならないようにするのが大事だなと。夜はテレビ電話を繋げっぱなしにして一緒に寝たりしていました」
──これまで離婚が頭によぎるほどの大ゲンカをしたことは?
巴「みっちゃんが前に推していたアイドルの子のチェキが出てきたときは怒りましたが、深刻なケンカは一度もありません」
──夫婦円満の秘訣は?
光雄「お互い全てを見せることじゃないでしょうか」
巴「そもそも相手を不安にさせない」
27歳差で妊娠…周囲からの反響は
──2024年11月に第1子妊娠を発表したときも大きな反響がありましたね。
巴「ただでさえ妊娠中って不安定になりやすいので、反響などはあまり見ないようにしていました。ファンの方からは温かい声が届いているので、心穏やかに過ごしています」
──「光雄さんが絶対に男の子を欲しがっていそうに見える」という意見もありました。
巴「『男の子と女の子どっちがいい?』なんて普通の話題じゃないですか。そんなこと言うなら、私だって『女の子がいい』とか話しましたよ。叩く人はただ叩きたいだけなんです」
──「どっちの性別でも嬉しいのは前提として、そのうえで言うなら……」ということですもんね。出産のご予定はいつごろですか?
巴「2025年の5月頃です」
──妊娠中の今はどんな生活を過ごしていますか?
巴「ご飯に掃除、洗濯と全部みっちゃんがやってくれるので、おかげさまでのんびり過ごしています。私の髪の毛も洗ってくれるんですよ(笑)」
──結婚5年目ですが、新婚のときから変化した部分はありますか?
巴「ないかなぁ」
光雄「相変わらず僕が料理を担当していますし、特にないですかね。強いて言うなら、新婚当初は妻が家でひとりで過ごす時間が長かったので、僕が帰ったら犬のようにまとわりついてきましたが、最近それはなくなったかも(笑)」
──5年間の結婚生活を経て、新たに見えてきた相手の好きなところは何ですか?
巴「朝だろうが夜中だろうが、いつ起こしても不機嫌にならないところかな。パッと起きて、『どうしたの?』と言ってくれます。みっちゃんは誤解されやすい顔と性格なだけで、『コラッ!』くらいはあっても基本怒らないんですよ。みっちゃんの怒らないところが好き」
光雄「日常のちょっとしたところで、『だから言ったのに!』みたいな注意をすることはありますが、まぁ怒るというよりお世話ですね」
巴「ともが正しいときだってあるもん!」
光雄「そうだね(頷く)」
──光雄さんは、結婚5年を経て、あらためて巴さんの好きなところは?
光雄「相変わらず僕の好みの顔で可愛いなと思っています。まだ23歳ですからね。これから社会でいろいろ揉まれて、どう変化していくのか楽しみです」
巴「なんじゃそら(笑)」
──どれだけ変化しても好きでいられる自信があるからこその言葉ですね。
光雄「今でも推しなんで」
──光雄さんは本業のかたわら、巴さんの活動のサポートをしているんですよね。
光雄「建築士をしながら、巴のマネージャーというか荷物持ち、運転手、つまり雑用をしています(笑)」
──40代後半で夫婦YouTuberになるって、なかなかの決断ですよね。もともとご興味があったんでしょうか?
光雄「アイドルがライブをするとなったら、会場が家族でにぎわうショッピングモールだろうが、やっぱりオタクとしては盛り上げるために大声でコールするわけじゃないですか。彼女が芸能活動をしていくうえで、年の差夫婦であることが武器になるというのであれば、僕は、『恥ずかしいから協力しない』とは言えません。推しのために積極的に力にならせていただいています」
──つまり光雄さんは広義のオタ活として、「みつともチャンネル」の活動をしているわけですね。
光雄「そうです、そうです。ずっとオタ活です」
──それぞれの今後の目標を教えてください。
巴「今はインフルエンサー業をしながら、ちょくちょくテレビにも出させていただいています。小さい頃から声優さんに憧れているので、いずれは声のお仕事がいただけるように頑張っていきたいです。ほかにも芸能界の夢はいろいろあるので、一歩ずつ叶えていく姿を子どもにも見せていきたいですね」
光雄「『みつともチャンネル』をやるなかで、世間の目に悩む年の差夫婦がたくさんいることを知りました。僕と巴の仲良しなところを発信することで、そういった方々を勇気づけられたらいいなと思います」
(了。前編から読む)