公私ともに大谷翔平の話題で持ち切りだった2024年だが、それは今年も続きそうだ。第一子の誕生に大きな期待が寄せられるなか、ビバリーヒルズの一等地にある超VIPな産院が注目されていて──。
振り返れば“思い当たる節”はあった。ドジャースがナ・リーグ西地区の地区優勝を決めた9月27日(日本時間・以下同)の試合後のこと。自身初となるシャンパンファイトを満喫し、グラウンドに姿を現した大谷翔平(30才)は、待っていた妻の真美子さん(28才)を見つけると手を上げて近寄り、愛犬のデコピンを抱き上げた。
シャンパンまみれの大谷は「(デコピンがシャンパンで)めっちゃ臭くなるかも」と真美子さんに聞き、彼女が「いいよ」と笑顔で返す。そんな仲睦まじい姿に、スタンドから大歓声が巻き起こった。
「“あれっ?”と思ったのはその後のこと。記念撮影を終えるや、大谷選手が『もう帰る?』と真美子さんに確認したんです。彼女が『もうちょっと味わった方が……』と答えたほどの早すぎるタイミングでした。プレーオフが控えているということもあるのでしょうが、それ以上に真美子さんの体を気遣っている様子でした」(スポーツジャーナリスト)
昨年12月29日、大谷が自身のインスタグラムに《もうすぐ小さなルーキーが僕たちの家族に加わることが待ちきれない!》という文面とともに、淡いピンク色のベビー服と水色の小さなスニーカー、エコー写真とみられる画像を投稿した。
「出産予定日は明らかにしていませんが、すでに妊娠5〜6か月を超えているのではないでしょうか。アメリカでは日本に比べるとエコー写真を撮る機会が少なく、そのタイミングは一般的に妊娠8週と20週、そして出産前といわれます。安定期に入ってからの発表でしょうから出産時期は春頃だと思われます。
また、海外に住む日本人は里帰り出産を選ぶことも少なくありません。現地の生活に慣れているとしても、産院となると母国語の方が安心と思う人が多いからです」(在米医療関係者)
そもそも日米では出産事情が大きく異なる。厚生労働省によると、日本の2022年度の正常分娩の平均費用は自費で約48万円。だが、そのほとんどは国が定めた「出産育児一時金」の制度でカバーされる。
「一方、アメリカでは年々出産費が高騰しており、州によっても差がありますが、保険に加入していても自己負担額は平均3500ドル(約55万円)ほど。しかも妊娠中毒症や早産などの合併症が発生すると、数十万ドルに跳ね上がります。出産後、すぐに退院するのも日本と大きく違う点です」(アメリカ在住の内科医・大西睦子さん)
真美子さんは英語に不安を持っているとも伝えられており、日本に里帰りすることも考えられるが、ある在米ジャーナリストは「アメリカで出産する可能性が高い」と指摘する。
「アメリカには通訳付きで入院できる、最高峰の産院が存在します。その分、料金は非常に高額になりますが、年収130億円ともいわれる大谷選手の奥さんには、言葉の問題はもちろん、何の心配もいりません。一般の産院と、セレブ御用達の産院に大きな格差があるのもアメリカの特徴なのです」
日本、とりわけ東京にも伝統や格式から愛育、山王、聖路加国際など「御三家」と呼ばれるセレブ産院はあれど、アメリカの高級産院はその比ではないという。
「大谷夫妻が選ぶのは、ドジャースの地元ロサンゼルスにある『シーダーズサイナイ・メディカルセンター』ではないかといわれています。世界中から2000人以上の一流の専門医を集めた最高峰の医療機関で、超高額な医療費を支払える一握りのセレブしか利用できません。ビバリーヒルズとハリウッドに挟まれた一等地のロケーションで、部屋も高級ホテルのスイートルーム並み。大谷選手が肘の手術を受けたのも、この病院の系列の整形外科でした」(前出・在米ジャーナリスト)
同センターの産院は、ビッグスターたちの“お産病院”として知られ、ミランダ・カー(41才)やヴィクトリア・ベッカム(50才)など多くのセレブがこの産院を選んでいる。
「どんなリクエストにも細かに応じてくれることでも有名で、お騒がせセレブで知られるキム・カーダシアン(44才)は、1泊4000ドル超(約65万円)の特別室を利用し、高級家電を大量に持ち込み、院外の高級レストランから入院食を運ばせていたそうです。
さらに驚くのは、歌手のジェシカ・シンプソン(44才)。彼女はプライバシーを守るため、数日間病院一棟を50万ドル(約7800万円)で貸し切り、30人の警備員を24時間体制で配置。出産費用は総額200万ドル(約3億1400万円)に達したと報じられました。大谷選手は派手なことを好まない印象ですが、真美子さんや子供のこととなれば話は別でしょう。警備員の増員なども考えると、出産費用は1億円を超える可能性もありますね」(別の在米ジャーナリスト)
私生活でも「二刀流」に
アメリカの高級産院には個室にゆったりとしたゲストルームが備えられており、出産を終えたばかりの母親が家族を招いて時間を過ごすのが普通だという。
「両親がロサンゼルスに試合観戦にきても、球場内で会って少し話をするだけだった大谷選手が、結婚後はLAの自宅に招き食事をともにするようになりました。それを提案したのは真美子さんだそう。出産時にはご自身の両親だけでなく、義父母も招き交流を図りたいと思っているのでは」(前出・スポーツジャーナリスト)
また、出産が予定される時期は、シーズンの真最中になるとみられる。
「日本のプロ野球界には妻の出産のために選手が休暇を取る文化がないため、外国人選手が休むと批判されることが少なくありませんでした。でも、アメリカではマタニティー休暇の男性版にあたる“パタニティー休暇”を取ることは珍しくありません。MLBでは最長3日間の産休が認められていて、ダルビッシュ有選手(38才)と鈴木誠也選手(30才)も2022年に利用しています」(前出・スポーツジャーナリスト)
大谷も最大で3試合欠場する可能性があり、早くも不在中のチームを心配する声が上がっているが──。
「それでも一生に幾度とない機会。大谷選手は何よりも真美子さんの出産を優先するはずです。また、ドジャースの奥様会はチームメートに子供ができると、ベビーシャワー(※妊娠7〜8か月の妊婦のために、家族、親戚、友人や仕事仲間などが集まって安産を祈願するパーティー)で祝う風習があります。真美子さんのベビーシャワーもいまから計画されていると思いますよ」(前出・スポーツジャーナリスト)
投手と打者の二刀流で新たなシーズンを迎える大谷。私生活でも“夫と父”の二刀流のためにMVP級の活躍を見せそうだ。
※女性セブン2025年1月16・23日号