Infoseek 楽天

AIで家具などの障害物を識別し、最適な清掃プランを組み立てる めざましい進化を遂げたロボット掃除機『Freo Z Ultra』

NEWSポストセブン 2025年1月15日 7時15分

 カメラやセンサーを備え、自走してブラシやローラーでフローリングやカーペット、畳などの床掃除をするロボット掃除機。ステーションと呼ばれるベースがあり、そこで充電やゴミ収集を行うため、家事の負担が軽減する。そんな掃除機を生み出しているメーカー「Narwal」が、“人間のように見て、考える”賢い製品『Freo Z Ultra』を開発した。

「約1万パターン以上の照明環境において、障害物の識別テストを実施しました【※】。そのデータを基に、136度の超広角カメラが家具や家庭用品を立体的に認識し、見分けます。

 さらに、AI(人工知能)チップの働きで、わずか5平方ミリメートルの障害物もスムーズに回避します」(同社営業本部の長谷川大祐さん・以下同)

【※/物の見え方は照明によって変わるが、どんな環境下にあっても「A」を「A」と判断できるようにするためのテスト】

 そのため、本体が通れるスペースさえ確保すれば、散らかった部屋でも片付け不要だ。

 吸引力はゴミの量に応じて調整でき、強力モードは99%以上のゴミを吸い取るハイパワー。しかも、フローティングブラシに髪やペットの毛などは一切絡まない。ほこりがたまりやすい巾木も守備範囲というのもありがたい。

「本体右側に巾木クリーナーがついており、ひねるような動作で空拭きします」

 本製品は、掃除機自身が最適な清掃プランを組み立てる。

「たとえば大量のペットの毛や食べ物のカスなどを認識すると、自動で強力モードに切り替わります。牛乳などの液体汚れがあれば吸引を停止し、洗浄液を含んだ回転加圧式のモップを下ろして水拭きを開始します」

 モップはフローリングや石材などに対応。毎分180回の回転速度、最大1.2kgの強い圧力で水拭きをする。設定面積(8、10、12平方メートルのいずれか)の水拭きを終えるとステーションに戻り、検知した汚れに応じてモップの自動洗浄を行う。

「ほこりなどの軽い汚れであれば45℃で、油分や一定以上の着色汚れは60℃で洗浄した後、75℃の高温で菌の繫殖を防ぎます。その後、繊維を傷めない40℃の温風で乾燥させます。

 そして、床にこびりついたケチャップなど取り切れていない汚れを検知していれば、再度その場へ出向き、手で拭き取るように落とし切ります」

 ベースステーションは、100%に近い殺菌作用がある電解水生成機能を搭載。ステーション内部やロボット本体を除菌し、衛生的な状態をキープする。

 ロボット掃除機のめざましい進化を実感できる一台だ。

【商品DATA】
『Freo Z Ultra』19万9800円(ダークグレー)。

本体:サイズ/幅355×奥行き350×高さ109.6mm。重量/約4.5kg。
ベースステーション:サイズ/幅430.8×高さ462×奥行き388.3mm。重量/約12.3kg。
カラー/ダークグレー、ギャラクシーシルバー。2.5Lのダストバッグと圧縮技術により、最大120日間ゴミ捨てが不要。通常の運転音は53dB。スマホでの遠隔操作も可能。ギャラクシーシルバーは価格が20万8000円。

取材・文/藤岡加奈子

※女性セブン2025年1月16・23日号

この記事の関連ニュース